てらまちフォト一覧

ありがたや 福すいよせる たこ薬師

目黒不動近くにある通称「蛸薬師」。蛸が描かれた額が掲げられています。「不老山薬師寺 成就院」とは、たっぷりとご利益にあずかれそうな名称ですね。「別名「蛸(多幸)薬師」。創建は慈覚大師。本尊の蓮華座を三匹の蛸が支えている。これは、大師が海に投じた薬師像が蛸に乗り漂着した故事に由来し、蛸薬師の名もここから付いた(目黒区みどりの散歩道説明板より)」。正月から節分までは「だるま市」として大小さまざまなだるまを頒布しています。この日もお詣りし、だるまを求める方々の姿が見られました。

ありがたや 福すいよせる たこ薬師

2015年1月23日公開  2015年01月11日撮影

東京、冬の青空―目黒不動

東京は冬もお散歩が愉しめる街。初詣、七福神詣、初市、節分……お寺での催しも多く、あっちもこっちも行きたいところばかりです。冬のてらまちさんぽをしていてうれしいのは、何より空が青いこと。関東は他の地域に比べて冬の晴天率が高いそうです。風は冷たくとも、年が明けると陽射に春めいたものすら感じます。1月後半から2月の初めの今が、一年でもっとも寒い時季。1月25日は日本最低気温の日とされているとか。東京なら、寒くても避難する場所はいくらでもありそうです。こんなに寒くても、梅の蕾がほころび始めています。一足も二足も早く、春を感じるてらまちさんぽに行ってみませんか。

東京、冬の青空―目黒不動

2015年1月21日公開  2015年01月11日撮影

見ごたえたっぷり、五百羅漢寺

昨年暮れに静岡の東海道興津宿にある清見寺で五百羅漢を見て、そういえば東京の羅漢さんにお目にかかっていないなと、行ってきました。都内では珍しく拝観料が設定されているためか、隣接する目黒不動の瀧泉寺に比べると静かです。しかし、本堂・羅漢堂に収められた五百羅漢は面立ちも表情も、語りかけてくるものもそれぞれ。人気の少ない静かなお堂の中で一尊一尊、じっくり拝することができました。また、江戸本所にあったころの絵図や浮世絵、寄進帳などが展示されたスペースもあり、博物館の展覧会のような見応えを感じました。当然ではありますが、堂内の写真撮影はNGなので、本堂の外観をパチリ。

見ごたえたっぷり、五百羅漢寺

2015年1月20日公開  2015年01月11日撮影

移転、移築…歴史の奥を感じる黄檗宗のお寺

五百羅漢寺へ向かっていると、その並びにもお寺がありました。黄檗宗の海福寺です。東京では黄檗宗のお寺は珍しいかもしれません。黄檗宗の公式サイトで検索すると、ヒットしたのは13件。万治元年(1658)江戸深川に開創、明治43年(1910)に現在地へ移転、写真の四脚門は明治後期に新宿区上落合の泰雲寺(現在は廃寺)から移築とのこと。四脚門の手前には「文化四年永代橋崩落横死者供養等」が、境内には武田信玄の屋形に置かれてあったと『江戸名所図会』に記された九層の塔があります。冬の日差しの中、境内は穏やかな気配でしたが、長い歴史の中には、さまざまなことがあったのでしょうね。

移転、移築…歴史の奥を感じる黄檗宗のお寺

2015年1月19日公開  2015年01月11日撮影

最古の七福神か?―岩屋弁天

先にアップした蟠龍寺のお地蔵さまがいらっしゃるのは、この祠の前。岩屋には山手七福神の石仏の弁財天が安置されています。画像の右端の切り株のあしもと、お地蔵さまが横向きに写っています。お正月の七福神めぐりで賑わっていましたが、本堂、納経所(朱印)だけでお帰りになる方も多いようで、ここはひっそりとしていました。このあたりも地形のアップダウンが大きく、お詣りにも階段や坂を伴うことが多くなっています。蟠龍寺の参道も、山手通りからゆるやかな坂と階段になっていました。岩屋の前面はコンクリートで固められていますが、もとは自然地形にできたか掘られたかしてできた祠なのかもしれませんね。

最古の七福神か?―岩屋弁天

2015年1月16日公開  2015年01月11日撮影

にっこりほっこりお地蔵さん

蟠龍寺(ばんりゅうじ)は、山手七福神の一つ「岩屋弁天」を祀る古刹で、美人祈願の「おしろい地蔵」と呼ばれるお地蔵様も。岩屋弁天様をお詣りしようと、本堂の奥へ回ると、手前に可愛らしいお地蔵様がおわしました。高さは20~30cmほどでしょうか、ふっくらとしたお顔と全体の丸み、そして、やわらかい笑みを湛えたその表情。前にしゃがんでしばらくお顔を眺めておりました。こうした石仏にめぐりあえると、一日ほっこりした気持ちで過ごせます。

にっこりほっこりお地蔵さん

2015年1月14日公開  2015年01月11日撮影

お堂に虎が?!目黒大圓寺阿弥陀堂

まだまだお正月気分も抜けきらず、てらまちあるきをすると七福神めぐりをする方々と多くすれ違う1月初旬。山手七福神の大黒天が祀られている大圓寺を訪れました。「八百屋お七」事件のきっかけとなった「明和の大火」の火元となったお寺です。本堂、その左に釈迦堂があり、右奥には阿弥陀堂があります。お詣りしてふと上を見ると、おや?木鼻に虎のような姿が。「木鼻」とは、通常は獅子や龍、象のような獏などが彫られている部分ですが、虎は珍しいのでは?この阿弥陀堂は昭和18年の建築だそうですから、彫物も近世以前のものとは異なる特色を持たせたのかもしれませんね。お寺にお詣りしたら、彫物にも注目してみてくださいね。

お堂に虎が?!目黒大圓寺阿弥陀堂

2015年1月13日公開  2015年01月11日撮影

大人気!谷中七福神めぐり

江戸末期に庶民に広まった七福神めぐりの中でも、早くから信仰をあつめていたのが江戸中期に成立した谷中七福神だとか。現在は、山手線近くで交通の便がいいためか、大変な人気。期間は1月1日から10日まで、ふだんは拝見できない尊像も開帳されています。この期間、特に午前中は田端駅が大変賑わいます。ここを起点として、東覚寺(福禄寿)、神青雲寺(恵比寿)、修性院(布袋尊)、天天王寺(毘沙門)、長安寺(寿老人)、護国院(大黒天)、不忍池辯天堂(弁財天)とめぐっていきます。今朝も、杉並区や板橋区など区主催、また、旅行会社主催のツアー等、数人~数十人のグループが集まっていました。ちょっと風が冷たいですが、いいお天気です。今頃は谷中の寺町を楽しまれていることでしょう。数日前にはNHKでも紹介されていました。谷中七福神は明日、1月10日まで!

大人気!谷中七福神めぐり

2015年1月9日公開  2015年01月09日撮影

うつくしい面立ちの地蔵尊 ― 新井薬師

「松の内」がいつまでか、地方によって異なるようですね。関東では7日までで、その7日に七草粥を食べ、疲れた胃腸を休め、無病息災を願います。その七草粥の風習も地域によって有無があるようです。七草粥は平安期の宮中で始まったようです。前置きが長くなりましたが、松の内にと思い、新井薬師さんにもお詣りしてきました。梅や桜が見事なお寺ですが、家族の健康を願い、大勢の初詣の方々が列をなし、多くの屋台が並んでいました。その賑わう境内の片隅に、すっと建つ塔が目につきました。「本堂再建供養塔」。掲示によると、「梅照院(新井薬師)の再建に尽した住職運樹の業績と信徒の信仰心にこたえるため、安永八年(1779)後継者の栄俊が高野山延命院の引導地蔵尊を模して建立したもの」とあります。お地蔵さまのしゅっとした面立ちが素敵です。

うつくしい面立ちの地蔵尊 ― 新井薬師

2015年1月8日公開  2015年01月04日撮影

高輪高野山東京別院

高野山は今年開創1200年。当地での特別法会が執り行われるのはもちろん、数年前から東京丸の内に寺カフェが出現したり、東京の美術館でも高野山展が開かれるなど、開創を祝う機運が高まっています。山中の仏教都市高野山、一度は行ってみたいと思いつつ、高野山東京別院へお詣りしました。周辺は三田へつながる寺町、その中でも広く開けた境内に大きな本堂が建っています。いつ訪れても清々しい場所です。

高輪高野山東京別院

2015年1月7日公開  2015年01月03日撮影

フリーワード検索

てら×まち×さんぽ このサイトについて