てらまちフォト一覧

水と木々と光にあふれる、ここも東京

東京都内にも、サッと行けて水や緑を楽しめる場所がたくさんあります。西武拝島線玉川上水駅は、西武新宿駅から約40分。駅を出るとすぐに玉川上水へ誘われます。真夏でも涼しいであろう遊歩道は、犬の散歩、ジョギング等、地域の方々が思い思いに行き交っています。水辺に近づける場所や、井戸水をごみ焼却施設の余熱で温めた足湯施設(こもれびの湯)もあり、さまざまに楽しめそうです。玉川上水といえば太宰治、というイメージしか持っていませんでした、すみません。玉川上水沿いや街道をゆっくり歩いてから、足湯に浸かるのがよさそうです。

水と木々と光にあふれる、ここも東京

2014年11月18日公開  2014年11月15日撮影

小平小川寺の紅葉

紅葉がいい時期かと思い、玉川上水へ行ってみました。この日は穏やかな晴れ、浄水沿いの遊歩道に漏れ落ちてくる陽光があたたかで心地よく、落ち葉を踏みしめる感触も楽しみました。つらつらと歩いていくと、立派な山門を発見。「小川寺」は「しょうせんじ」と読むようです。江戸時代に青梅街道の馬継場として栄えていた小川村(おがわむら)のお寺とのこと。境内、墓地も広く、清々しい空間に、朱や黄の葉を付けた木々が伸び伸びと枝を広げていました。

小平小川寺の紅葉

2014年11月17日公開  2014年11月15日撮影

上野清水観音堂と十月桜

上野のお山は、かつては寛永寺の境内でした。そのため現在も清水観音堂はじめ、不忍池の辯天堂などが点在し、上野公園に趣をもたらしています。先日、打ち合わせで上野公園を通ったついでにそのいくつかをお参りしながら歩いていたら、桜が咲いているのを見つけました。検索して見つけた上野桜守の会のサイトは、昨年のもののようです。気候によって開花期はずれるのでしょうか。秋や冬に咲く種があるのは知っていましたが、実際に見るとなんだか心がわきたちます。楚々とした気配は、お堂の朱にも映えていました。

上野清水観音堂と十月桜

2014年11月14日公開  2014年11月12日撮影

11月の掲示 那珂湊華蔵院

「清く澄んだ心によって 仏の深い慈しみを 観じることができる」

出典「高野雑筆集 上」

解説はご住職が記されたのでしょうか。それを読むと、より深く、心に沁みてきます。

11月の掲示 那珂湊華蔵院

2014年11月13日公開  2014年11月09日撮影

那珂湊 華蔵院の薬師堂

今では漁港が有名な那珂湊ですが、水戸藩2代藩主の徳川光圀の別荘があったり、反射炉が造られたりと、水戸藩にとっての要地だったようです。そこに江戸時代からあるお寺が、華蔵院(戒珠山密厳寺)。境内は広く、各伽藍も立派です。那珂川のほうから歩いてきて最初に目についたのは、本堂前の小堂の赤い水煙。朱塗りなので炎のように見え、閻魔堂か不動堂かと思ったら、薬師堂でした。那珂湊は戦災には遭わなかったものの、終戦直後に大火に見舞われ、平成23年の東日本大震災でも、津波の被害に遭ったそうです。さまざまな災厄に遭いながらも、近隣の人々の信仰を集めているお寺なのだそうです。

那珂湊 華蔵院の薬師堂

2014年11月11日公開  2014年11月09日撮影

少しのことにも、先達はあらまほしき事なり

茨城県の勝田へ行ったついでに、ひたちなか海浜鉄道に乗って、那珂湊へ行ってみました。駅から徒歩数分、「まちかど博物館」と表示のある古い建物を見ていたら、さっと近づいてきた男性に「せっかくですから中に入りましょう!」と話しかけられました。そのお店の中で町の歴史や、建物の特徴などを説明していただきましたが、聞けば、ひたちなか海浜鉄道の職員さんで、鉄道+町歩きで活性化を図っているのだとか。「鶏はそこのお宅で飼ってるんですよ」「この先にあるお寺、ぜひ立ち寄ってくださいね!」と、情報もさまざま。そのあとは自分たちだけでまちあるきをしましたが、説明を聞いたおかげで理解も深まり、想像もふくらみました。

少しのことにも、先達はあらまほしき事なり

2014年11月10日公開  2014年11月09日撮影

海の上の駅 海芝浦

笙野頼子さんの「タイムスリップ・コンビナート」という小説で、海の上にある駅というものが実際にあるということを知ったのは随分以前のこと。そのモデルとなったのが、この海芝浦駅。てらまちあるきをしていると、目的のお寺や街まで連れて行ってくれる鉄道にも興味が向きます。鶴見から6駅12分。海芝浦駅は東芝関係者以外乗降できません。

海の上の駅 海芝浦

2014年11月7日公開  2014年11月02日撮影

鶴見線国道駅

大本山總持寺のある鶴見からJR鶴見線の隣駅。總持寺の入口から歩いていっても10分もかかりません。国道15号(第一京浜)と鶴見線が交わるところにあるから「国道駅」。駅ホームの下にある高架下の空間は、現役の駅ながら廃墟的な雰囲気で、昭和のままの気配を残す居酒屋が数件。一部外壁には、太平洋戦争時の機銃掃射跡も残されています。この国道駅から生麦方面へ延びる生麦魚河岸通りには、魚屋さんが軒を並べています。私が訪れた日曜日は、駅の居酒屋も、魚河岸通りの魚屋さんもお休みでした。

鶴見線国道駅

2014年11月5日公開  2014年11月02日撮影

秋の鶴見が丘總持寺へ

JR京浜東北線鶴見駅を降りると、すぐに總持寺の入口が構えています。曹洞宗大本山の總持寺は石川県能登にありましたが、明治31年に火災で多くの伽藍を焼失、明治44年に現在地へ移転したとのこと。鶴見駅の南東は広く總持寺の境内で、参道を歩き、各伽藍を見て回るだけでも小一時間かかります。この日はうす曇、木々は色づき始めたところ。足もとの掃き清められた小径に落葉やどんぐりがパラパラと落ちていきます。またひとつ、季節が進みました。

秋の鶴見が丘總持寺へ

2014年11月4日公開  2014年11月02日撮影

鐘楼門に夏の名残

先日、「猫住職」をご紹介した小田原の正恩寺は、風格ある鐘楼門が特徴。境内を辞するとき鐘楼門を見上げると、蝉の抜け殻が貼り付いていました。最後の蝉だったのでしょうか。海風にも飛ばされず、まだ残っていたのですね。門の脇には、たわわに実ったカリン。季節のバトンタッチです。

鐘楼門に夏の名残

2014年10月29日公開  2014年10月25日撮影

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