てらまちフォト一覧
招き猫の寺として有名な豪徳寺は彦根藩主の菩提寺で、江戸で亡くなった井伊家の人々の墓所があります。そのきっかけは、井伊直孝公(1659年没)が門前を通りかかったときに寺の飼い猫に招じ入れられ、雷雨を逃れたためだとか。立派な松並木の奥に見える山門は昭和初期に再建されたもの。門に至る参道の松の幹はうねり、枝が覆いかぶさり、静かで厳かな空間を成しています。江戸以前は奥州吉良家の世田谷城だったとのことなので、松の木は古くからあったかもしれません。直孝公はじめ、桜田門外の変で暗殺された直弼公ら歴代藩主も通った(かもしれない)参道は、世田谷線宮の坂駅からすぐ。
猫に招じ入れられ 豪徳寺
2014年9月16日公開 2014年09月15日撮影
「ぬれせんべい」で有名になった銚子電鉄はいわゆる参詣鉄道ではありませんが、銚子に坂東三十三観音霊場のひとつ、飯沼観音もあるし、漁港のあるまちをあるくのがとても好きだし、ということで行ってみました。都内はまだ蒸し暑さすら感じる9月初旬、銚子電鉄の終点・外川(とかわ)駅に降り立つと、すぅーっと心地よい風を感じました。穏やかな雰囲気で、坂だらけの外川のまちをぐるぐると歩き回り、海を見て、また外川から電車に乗ろうとしたのは11時すぎ。朝はガラガラだった電車は鉄道ファンや親子連れでほぼ満員。銚子電鉄の駅は全部で10。各駅舎も個性的だし、どのまちもゆったりと楽しめそうです。
千葉県銚子電鉄 外川駅
2014年9月9日公開 2014年09月06日撮影