てらまちフォト一覧

板橋 松月院の桜

東京は今年、3月23日に桜の開花が宣言されました。ちょうどよく、この土日に満開となるのでしょうか。気象庁のサイトで過去の開花・満開情報をチェックしてみました。

2014年3月25日開花(中4日)3月30日満開
2013年3月16日開花(中5日)3月22日満開
2012年3月31日開花(中5日)4月6日満開

開花日にはばらつきがありますが、だいたい中4~5日程度で満開になるようですね。とすると、ここ数日気温も高めなので、土日に満開の声が聞こえてきそうですね。 さて、今日の1枚は、板橋にある松月院の桜。昨年4月5日に訪れたときのものです。靖国の標準木との比較で満開を予想すると、今年は4月3日ごろ、見事な姿を見せてくれるでしょうか。近隣の方々が毎日楽しみに訪れ、愛でられているお寺の桜です。

板橋 松月院の桜

2015年3月27日公開  2014年04月05日撮影

弥生、雨の高岡瑞龍寺

北陸新幹線が金沢まで開通し、富山や石川の情報をテレビなどで目にする機会が増えました。そういえば、と思い出したのが、昨年訪れた富山県高岡市の瑞龍寺です。写真の山門をはじめ、伽藍の多くが国宝や重要文化財の指定を受けています。この日は生憎の土砂降り。天気のせいばかりではないと思いますが、参拝客もほとんどありませんでした。そのおかげで禅寺らしくさっぱりとしながらも荘厳な伽藍は見応えがあり、雨音だけが響く中、ゆっくりと拝観できました。とはいえ、冷たい雨に凍え、帰京する列車の時間も迫っていたので、参道や高岡のまちを歩くのを諦めました。またあらためて、写経やおさんぽを愉しみに訪れたいまちです。

弥生、雨の高岡瑞龍寺

2015年3月26日公開  2014年03月30日撮影

九品仏浄真寺のお地蔵さま

1月の末の暖かな晴れの日、世田谷区奥沢の九品仏浄真寺へ。数日前に降った雪が、境内のところどころに残っていました。浄真寺の境内は広く清々しく、お堂もたくさんあるので、じっくりとお詣りできました。写真のお地蔵様のまわりにも小さなお地蔵さまが配され、石仏なども多く、一体一体拝しているだけでも愉しめるお寺です。「九品仏」の由来は三つのお堂(三仏堂)に安置された九躰の阿弥陀如来像。九躰すべてをいつも拝することができるわけではなく、三仏堂のいずれかが開帳されています。本堂には本尊のほか、五劫思惟像もおわします。1つのお寺でこんなにたくさんのお像にお目にかかれるのは、都内では珍しいのではないでしょうか。

九品仏浄真寺のお地蔵さま

2015年3月25日公開  2015年01月31日撮影

都の西北のお寺に鳥たちが集う

早稲田大学の南東から神楽坂にかけては大小のお寺が立地する寺町で、小さな路地が入り組み、坂やカーブなど地形の変化も楽しいエリア。東京メトロ早稲田駅から南東へ延びる夏目坂にもいくつかお寺が並びます。新宿区と言えどお寺が点在する住宅地は落ち着いた雰囲気で、お寺や墓地の緑地があちこち目に入ります。東京のお寺をめぐっていると、気になってくるのが季節の花々とともに、鳥たちです。この写真の真ん中あたり、見えるでしょうか。小鳥が羽ばたく瞬間。2月中旬、早咲きの桜をメジロが啄ばんでいました。この日はケータイしか持っておらず、メジロの姿を捉えようと闇雲にシャッターを切ったうちの1枚に、偶然写っていました。寒さから開放されるこれから、丸まっていた背中をそらし、足下から視線を上げて、頭上を見上げてみませんか。

都の西北のお寺に鳥たちが集う

2015年3月24日公開  2015年02月11日撮影

ライオン、桜、小学校

先ほど、東京にも桜の開花宣言が出されたようですね。昨日、その標準木を見に靖国神社へ行ったのですが、マスコミと観光客が群がっていて近寄ることができませんでした。今日の1枚は、その近辺をおさんぽしていて見つけた風景です。関東大震災の復興事業で建設された九段小学校を外から眺め、近接する東郷元帥記念公園へのぼると、三春の滝桜の子孫の桜が満開でした。公園にあるライオンは、足などの一部が欠けていました。周りには特に説明などはありませんでしたが、千代田区観光協会のサイトで確認すると、旧東郷邸にあった石像ということがわかりました。ところで、付近を歩いていてまるでお寺さんにめぐりあいませんでした。このあたり、江戸城と武家屋敷ばかりだったことを考えれば、さもありなんですね。まったく無いということではなさそうなので、探してみようと思います。

ライオン、桜、小学校

2015年3月23日公開  2015年03月22日撮影

思い出のアルバム

♪ いつのことだか おもいだしてごらん あんなこと こんなこと あったでしょう ♪

もう3年前になりますが、六阿弥陀めぐりで調布市の常楽院をお詣りしたことがあります。もとは上野にあったお寺ですが、戦災により現在地へ移転したそうです。その境内に懐かしい歌が刻まれた石碑がありました。作曲者の本多鉄磨氏が、このお寺で亡くなった旨が記されています。もとは群馬のお寺の生まれで、昭和26年にこの常楽院が設立した幼稚園の初代園長となり、その実践の中でたくさんの曲を遺したのだそうです。だからでしょうか、幼稚園などの卒園式などでこの「思い出のアルバム」が歌われるのでしょうね。

♪ いつになってもわすれない

思い出のアルバム

2015年3月15日公開  2012年03月20日撮影

牡丹寺・薬王院の紅梅

「牡丹寺」の異名を取る新宿区下落合の薬王院。牡丹はまだ先ですが、手入れの行き届いた境内でこの時期目をひくのが梅の花。参道に、本堂前に、墓地への通路にと、紅梅・白梅が見事に花をつけています。曇りがちだった土曜日、造園屋さんが作業をしていました。本堂脇に広がる花壇には、牡丹がまだほっそりとした蕾をつけていました。山手線の高田馬場駅や目白駅から徒歩10分ほどですが、広々とした境内をゆっくり歩くと、まるで鎌倉のお寺に来たような気になれます。

牡丹寺・薬王院の紅梅

2015年3月14日公開  2015年03月14日撮影

藤村の小説に描かれた五百羅漢

興津の清見寺だ。そこには古い本堂の横手に丁度人体をこころもち小さくした程の大きさを見せた青苔の蒸した五百羅漢の石像があった。起ったり坐ったりして居る人の形は生きて物言ふごとくにも見える。(中略)五百もある古い羅漢の中には、女性の相貌を偲ばせるやうなものもあった。磯子、涼子、それから勝子の面影をすら見つけた。

「桜の実の熟する時」島崎藤村、大正8年(1919)

東海道興津宿にある古刹清見寺には、江戸時代中期に彫像された五百羅漢石像があり、島崎藤村の小説の最後の場面にも登場しています。

藤村の小説に描かれた五百羅漢

2015年1月30日公開  2014年12月29日撮影

五百羅漢めぐり、西大島の跡地へ

都営地下鉄新宿線の西大島駅、江東区総合区民センターの前で、石碑を見つけました。「五百羅漢跡」と刻まれています。そうです、先日ここに紹介した目黒の五百羅漢寺があった場所です!わざわざ探して行ったわけではなく、たまたま歩いていて見つけたのですが、こういう偶然というか、ご縁はうれしいものですね。そばにある案内板によると、歌川広重の「名所江戸百景」に「五百羅漢さざえ堂」として描かれた江戸名所のひとつだったそうです。明治20年には本所へ移り、さらに明治42年に現在の目黒へ移転したとのこと。では、次は本所の跡地を探しにいってみましょうか。

五百羅漢めぐり、西大島の跡地へ

2015年1月29日公開  2015年01月24日撮影

陽射しに、梅に、春をみつける砂町あるき

最近はてらまちさんぽとともに、商店街めぐりも愉しんでいます。この日は、江東区の砂町銀座へ。ここは原宿か巣鴨か?というほどの人出に驚きました。砂町銀座の西の入口から明治通りを渡った先に墓地を発見。表に回ってみると、山門に「天霊山 妙久寺」とあります。お詣りに向かうと、楼門の手前に白梅が開いていました。まだ1月ですが、もう春の兆しを見つけました。てらまちさんぽには、お寺の木々や花に季節を教えてもらう喜びもありますね。 気象庁のサイトで生物季節観測の情報を覗いたら、東京のうめの開花日が2月26日になっていました。

陽射しに、梅に、春をみつける砂町あるき

2015年1月28日公開  2015年01月24日撮影

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