てらまちフォト一覧

谷中の青い屋根と飛行船

今年の桜前線はすでに東北地方に満開をもたらしているようですね。3年前はどうだったかな、と画像フォルダを見てみたら、青空をバックに、鮮やかな青い屋根、濃いピンクの桜が写った1枚を発見しました。3年前のこの日のフォルダには、満開の谷中霊園の画像もありましたので、この年は今年よりも1週間ほど開花も満開も遅かったのかもしれません。てらまちあるきは、お寺そのものだけでなく、足下を見ればのたりくたりする猫や、頭上のこんな光景を愉しめます。このときは、飛行船が上空を巡っていたのです。画面の左下に小さな白いものが光っているのが見えるでしょうか。

谷中の青い屋根と飛行船

2015年4月11日公開  2012年04月10日撮影

徳利&盃を象った小原庄助の墓

小原庄助さん なんで身上つぶした 朝寝 朝酒 朝湯が大好きで それで身上つぶした ああもっともだ もっともだ

福島の民謡、会津磐梯山の囃子詞に登場する小原庄助さん。福島県だけでなく、広く知られた存在ではないでしょうか。この人物、架空だとかモデルが複数いるとか言われています。その小原庄助さんのお墓が、白河市の皇徳寺にありました。

「羅漢山人及び小原庄助 山人は谷文晁の高弟、酒を好み羅漢山の下に往して絵を画く(中略)台石が銚子の袴、竿が徳久利、笠が盃で会津塗師久五郎の墓 小原庄助とはこの人である。山人に絵付を習にきてこの地で安政五年没す。戒名米汁呑了信士 辞世、朝によし昼になほよし晩によし、飯前飯後その間もよし」(白河観光協会掲示による)

戒名、辞世とも、真偽の程はともかく、見事です。

徳利&盃を象った小原庄助の墓

2015年4月10日公開  2015年04月05日撮影

花まつりに甘露の雨

昨日4月8日はお釈迦様の誕生日、灌仏会でした。お釈迦さまがお生まれになったときに天の龍が甘露の雨を降らせたとされています。東京はみぞれ混じりの雨、甘露と言えなくもないのですが、何しろ寒かった!ご接待いただいた甘茶の温かさが指先に、身体の芯に沁みました。雨の向こうの花御堂は、雑司が谷の鬼子母神です。

花まつりに甘露の雨

2015年4月9日公開  2015年04月08日撮影

護国寺の花御堂

先日てらコラム(「花まつり」でお花と甘茶を)で花まつり/灌仏会をご紹介しました。護国寺にはすでに花御堂が設置されているとのことで、一足早く伺ってみました。東京メトロ護国寺の駅を出るとすぐに仁王門があり、まずそこに花御堂がありました。ご近所なのでしょうか。境内に入らずにこの花御堂でお詣りされる方もちらほら。参道を進み、階段を上り、本堂まで行くと、正面にまた花御堂が。高さ15センチほどでしょうか、右手を上へ、左手を下に向けた小さなお釈迦が、カラフルなお花に囲まれています。甘茶をかけてお詣りしました。明日の花まつりでは法要や稚児行列、甘茶のご接待もあるようです。境内の桜はほとんど散っていますが、品種によってはまだ盛りのものも。花まつりはやはり晴天とそれに映える花々のイメージです。せめて雨がやんでくれるといいですね。

護国寺の花御堂

2015年4月7日公開  2015年04月07日撮影

板垣退助が陣を置いた蓮家寺

福島県の南部、阿武隈高地の山間にある棚倉町。JR水郡線の磐城棚倉駅で下車、棚倉城址(亀ヶ城公園)を目指して穏やかな風情のまちを歩くと、蓮家寺の立派な山門が目に入ります。親藩・譜代大名が治めていた棚倉城は戊辰戦争のときに新政府軍に攻められ、1日で落城します。指揮を執っていた板垣退助はこの蓮家寺に陣を置き、三春藩との交渉などにあたったとか。4月最初の週末、東京は春爛漫でしたが、阿武隈の山間の春はこれから。梅が盛りで桜の蕾もほころび始めていました。

板垣退助が陣を置いた蓮家寺

2015年4月6日公開  2015年04月05日撮影

江戸の庶民の行楽の地 飛鳥山で観桜

今年の東京の桜はお天気のおかげもあってか、開花の声を聞いてから持ちがいいようですね。まだまだあちこちから満開情報、お花見の様子などが流れてきます。てら×まち×さんぽスタッフは、北区は王子にある飛鳥山公園でのお花見が毎年の恒例にしています。寺町の谷中などはそぞろ歩きもいいでしょうが、お弁当を広げる場所はありません。上野公園は場所取りも大変でしょう。そんな東京の城北地区において、意外と穴場なのがこの飛鳥山です。八大将軍吉宗公が庶民のために桜を植え、公開した、いわば庶民のお花見発祥の地なのです。飛鳥山の東側には音無川(石神井川)が流れていて、川沿いには将軍ゆかりのお寺などが点在しています。音無川沿いにも桜が愉しめる場所がありますので、周辺を散策してから飛鳥山でお花見という流れも良さそうですね。

江戸の庶民の行楽の地 飛鳥山で観桜

2015年4月2日公開  2015年04月01日撮影

西日暮里の「花見寺」青雲寺

西日暮里駅から徒歩3分ほど、「花見寺」と呼ばれ、広重の「名所江戸百景」にも描かれた青雲寺の枝垂れ桜です。今日の東京地方はあいにくの曇り空。3年前の満開の写真をお届けします。東京のお寺は、背後にビルが写りこむことも多いのですが、この花見寺は高台にあるため、晴れた日は気持ちよく空が抜けます。青雲寺には谷中七福神の恵比寿神が祀られ、境内には滝澤馬琴の筆塚碑もあります。近辺には「雪見寺」の浄光寺や「月見寺」の本行寺などがあります。風流な「ひぐらしの里」めぐりも愉しそうですね。

西日暮里の「花見寺」青雲寺

2015年4月1日公開  2012年04月09日撮影

ご縁に導かれて 善光寺

ひょんなことから突発的に善光寺へお詣り。今年は七年に一度の前立本尊御開帳の年。さまざまな行事やイベントが催されるようです。お詣りしたのは3月28日の朝。回向柱奉納の前日で、境内や参道はその準備が粛々と執り行われていました。嵐の前の静けさという表現はちょっとあたらないかもしれませんが、朝早かったこともあり、参拝者は少なく、ゆっくりとお詣りできました。「お戒壇巡り」や山門拝観が落ち着いてできたのはありがたかったです。写真はその山門からの眺め。吹流しが御開帳のハレの雰囲気を演出しています。御開帳の期間は、この参道も人々で埋め尽くされるのでしょう。

善光寺御開帳特設サイト

ご縁に導かれて 善光寺

2015年3月31日公開  2015年03月28日撮影

板橋 松月院の桜

東京は今年、3月23日に桜の開花が宣言されました。ちょうどよく、この土日に満開となるのでしょうか。気象庁のサイトで過去の開花・満開情報をチェックしてみました。

2014年3月25日開花(中4日)3月30日満開
2013年3月16日開花(中5日)3月22日満開
2012年3月31日開花(中5日)4月6日満開

開花日にはばらつきがありますが、だいたい中4~5日程度で満開になるようですね。とすると、ここ数日気温も高めなので、土日に満開の声が聞こえてきそうですね。 さて、今日の1枚は、板橋にある松月院の桜。昨年4月5日に訪れたときのものです。靖国の標準木との比較で満開を予想すると、今年は4月3日ごろ、見事な姿を見せてくれるでしょうか。近隣の方々が毎日楽しみに訪れ、愛でられているお寺の桜です。

板橋 松月院の桜

2015年3月27日公開  2014年04月05日撮影

弥生、雨の高岡瑞龍寺

北陸新幹線が金沢まで開通し、富山や石川の情報をテレビなどで目にする機会が増えました。そういえば、と思い出したのが、昨年訪れた富山県高岡市の瑞龍寺です。写真の山門をはじめ、伽藍の多くが国宝や重要文化財の指定を受けています。この日は生憎の土砂降り。天気のせいばかりではないと思いますが、参拝客もほとんどありませんでした。そのおかげで禅寺らしくさっぱりとしながらも荘厳な伽藍は見応えがあり、雨音だけが響く中、ゆっくりと拝観できました。とはいえ、冷たい雨に凍え、帰京する列車の時間も迫っていたので、参道や高岡のまちを歩くのを諦めました。またあらためて、写経やおさんぽを愉しみに訪れたいまちです。

弥生、雨の高岡瑞龍寺

2015年3月26日公開  2014年03月30日撮影

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