てらまちフォト一覧

白河小峰城の石垣

東京都江東区に「白河」の地名がありますが、清澄白河駅近くの霊巌寺に白河藩主松平定信の墓所があることが、その由来です。その白河藩は現在の福島県白河市にありました。白河小峰城は、東日本大震災で石垣が崩落するなど甚大な被害を受けました。発災から4年目の昨年4月に訪れた際、地元ボランティアの方々による修復の状況や方法等についての説明を聞きながら、外周を見学しました。おそらく70代の男性ボランティアさんは、高校時代の思い出話も交えてのごお話で、地元白河、そして小峰城への愛情があふれて仕方ないという感じでした。「もうすぐ入城が再開するんだ」とうれしそうでした。私がお邪魔してから約半月後の平成27年4月19日から、入城が可能となったようです。お城と桜の組み合わせは大好きです。今年はもう新緑が出始めているかもしれません。小峰城を愛するボランティアさんたち、今も観光案内を続けてらっしゃることでしょう。

白河小峰城の石垣

2016年4月15日公開  2015年04月05日撮影

名残の桜|本駒込吉祥寺

今年の東京は、桜が長く楽しめました。ソメイヨシノの開花は早かったのですが、その後天候不順が続いて、満開までに時間がかかり、そうこうしているうちにほかの品種もどんどん開いていきました。4月8日の花まつりの日、花御堂を探していくつかお寺へ行くと、前日の風雨にもめげず、まだまだ花盛り。広い境内が気持ちよい本駒込の吉祥寺では、花めぐりのウォーキングツアーのグループ、花の写真を熱心に撮影する人、散策の途中で休憩する人、それぞれに春を楽しんでいました。このあとはツツジやフジなど、春から初夏の花々が次々と咲き始めますね。頭上も足下も、愉しみながらてらまちあるきをしたいですね。

名残の桜|本駒込吉祥寺

2016年4月13日公開  2016年04月08日撮影

お稚児さんの花まつり

4月8日はお釈迦様の誕生日、灌仏会。今年は深川不動堂での深川仏教会(4月9日)の法要を拝見しました。15時15分、交通安全パレードを兼ねたお練りからスタート。赤札堂前から深川不動堂までの約650メートルを、子供たちの鼓笛隊、お稚児さん、お坊さん、着ぐるみの三蔵法師一行が歩いていきます。不動堂前での法要は各宗派ごとに読経や御詠歌などで30分ほど。お稚児さんたちは幼稚園くらいでしょうか、お練りスタートから1時間近く経つ灌仏のころには衣裳が着崩れたり、もうヘトヘトな様子。灌仏の時は絶好のシャッターチャンス、親御さんたちはどうにかしてお稚児さんの姿を捉えようとしますが、カメラに向かってニッコリなどという余裕はなさそうでした。それでも大人になったら、お稚児さんとして法要に参加したことを憶えているはず。綺麗な衣裳を着たことか、お経が退屈だったことか、それとも、冠の飾りの音のような断片かもしれませんが。

お稚児さんの花まつり

2016年4月12日公開  2016年04月09日撮影

花御堂|清水観音堂

今日は花まつり。お釈迦様の誕生日をお祝いするおまつりです。写真はおととい、上野公園にある清水観音堂に据えられた花御堂の様子。上野のお山にあって、不忍池を望み、都内では抜群のロケーションにあります。おとといは花びらがふわーっと舞う花吹雪がうつくしかったのですが、昨日の雨でどうなったでしょう。今朝は一転、いいお天気、花御堂がまつられているお寺を目指しててらまちへ出掛けましょうか。

昨年の記事はこちら→てら×さんぽ お釈迦様の誕生日 花まつり

花御堂|清水観音堂

2016年4月8日公開  2016年04月06日撮影

袈裟×桜

芝増上寺で行われている「御忌大会(ぎょきだいえ)」に参詣。「御忌」とは、浄土宗の宗祖法然上人の忌日法要のこと。4月2日から今日7日まで、連日さまざまな行事や催事が行われています。法要の30分前に大門から練行列が出て大殿前に到着、序列に従って入場していきます。錦の袈裟を纏った大勢の僧侶が大殿前にずらりと並ぶ様子は、壮観のひとこと。その僧侶の列が厳かに進み、大殿へ吸い込まれていきます。法要へは一般の参詣者も、大殿の最後部のほうに立つ形でですが、参列できます。外国人観光客は興味津々でスマホやタブレットで写真を撮り、行事を知らずに訪れた日本人は賽銭箱を探していました。最終日の今日、東京は強めの雨が降っています。錦の袈裟と桜の競演は昨日までだったようです。御忌大会は今日まで。

袈裟×桜

2016年4月7日公開  2016年04月06日撮影

寺×桜

東京はひさびさの気持ちよい晴天!これも今日限りということなので、あさっての花まつりの偵察も兼ねて、谷中界隈のお寺を巡ってきました。どのお寺にも品種は違えど桜があり、枝垂れを除けばほぼどの木も満開! そして散りはじめの桜吹雪! 下谷仏教会の花まつりが、上野公園で行われることは知っていたのですが、日にちがわからず「8日だろう」と思っていました。しかし、とあるお寺の前に貼ってあったポスターに「平成28年4月6日(水)上野公園大仏山パゴタにて」と記されているではないですか! 時間がわからないものの、上野公園の大仏さんのお顔がある丘へ急行。たどりつくと看板が立てられ、複数のお坊さんが準備をされていました。法要は13時からだったのでなんとか間に合いましたが、人員整理の人垣でほとんど見られませんでした・・・。

寺×桜

2016年4月6日公開  2016年04月06日撮影

桜の穴場めぐり~門前仲町

江東区は多くが埋め立てで、縦横に河川や水路が走っています。そして、その沿川には、だいたい桜が植えられています。門前仲町から清澄白河などの一帯では、「お江戸深川さくらまつり」が開かれていて、門前仲町至近の石島橋はお休み処として地元商店街や近隣の大学などが露店を並べています。その露店から深川地ビール(しかも生!)と、小腹満たしに深川飯のおむすびをを買い求め、川面にかかる桜を眺めつつ…。と思ったら、和船がゆらゆらと浮かんでいるではないですか!法被を着た運営スタッフらしき方に聞くと、新内流しの船もあるとか。風流ですねぇ。深川一帯は多くのお寺が点在する寺町の側面もあります。深川七福神もありますし、灌仏会(花まつり)は深川仏教会として、宗派を超えて51か寺が合同で行うとか。今年の花まつりは今度の土曜日4月9日。また今週末、深川に行ってしまいそう。

第12回 深川さくらまつり 平成28年3月26日(土)〜4月13日(水)
第32回 深川花まつり(灌仏会) 平成28年4月9日(土)

桜の穴場めぐり~門前仲町

2016年4月5日公開  2016年04月03日撮影

桜の穴場めぐり~法明寺

雑司ヶ谷でお寺というと鬼子母神を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、鬼子母神堂は法明寺の境外堂です。桜が満開を迎えたこの週末、目黒川沿いや谷中、上野など所謂名所は大変な人出だったようですね。てら×まち×さんぽは、放っておいても人が集まる場所ではなく、穴場を探すのが愉しみ。この法明寺、かねてから桜の時期を狙っていたのです。塔頭の並ぶ参道は桜のアーチでした。画像は、山門前に咲き誇る桜と萌え出した紅葉の新葉。桜にばかり気を取られていると、ほかの木々や足下の草花を見落としてしまいそう。東京は、満開となってからはパーッと晴れた日がないような気がします。とはいえ、花曇で雲と花びらとが溶け合うような空もまた、春の色だなと感じます。

桜の穴場めぐり~法明寺

2016年4月4日公開  2016年04月02日撮影

春待つ双体道祖神

この石像群は江東区のとあるお寺の境内にあります。供養塔や地蔵、道祖神などが混在していて、もともと境内にあったものや、付近にあったものを集めてお祀りしたのでしょうか。道祖神は村の境目などに置かれた魔除のようなもので、男女が対になっている双体道祖神は比較的古い時代のもののようです。双体道祖神のことは、テレビの旅番組で知りましたが、関東や山梨、長野あたりに見受けられるそうです。寺院の境内やまちなかでは庚申塔を多く見かけますが、双体道祖神はより古い信仰のためか、少ないように思います。それにしても、この石像各々、なんと穏やかなお顔をされていることか。開花宣言から1週間以上たちます。「そろそろ満開かな?」と語りあっているのでしょうか。

春待つ双体道祖神

2016年3月30日公開  2016年03月26日撮影

門前仲町はどこの門前か

「もんなか」と呼ばれ、富岡八幡宮のお祭りや深川不動で知られる門前仲町。この「門前仲町」という地名は、深川不動堂由来ではありません。江戸時代の絵図には永代寺の境内が広く示され、「永代寺門前町」「永代寺門前仲町」との文字が見えます。つまり、「もんなか」は永代寺の門前なのです。この付近を東西に貫くのは永代通り。この名が永代寺由来かというとそうではなく、かつてこのあたりは永代島と呼ばれた島で、その島に架けた橋が永代橋、その橋を通るから永代通りとなったそうです。江戸時代の永代寺には、千葉街道の守りとして、江戸六地蔵がありました。明治の廃仏毀釈で丈六の地蔵も壊され、永代寺も廃れたそうです。現在当地にある永代寺は、昔の永代寺の塔頭がその名を継いだのだとか。現在の永代寺には小振りなお地蔵さんが数々鎮座していますが、江戸の頃のことは果たしてご存知なのでしょうか。

門前仲町はどこの門前か

2016年3月29日公開  2016年03月26日撮影

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