春待つ双体道祖神

2016年3月30日公開

2016年03月26日撮影

春待つ双体道祖神

この石像群は江東区のとあるお寺の境内にあります。供養塔や地蔵、道祖神などが混在していて、もともと境内にあったものや、付近にあったものを集めてお祀りしたのでしょうか。道祖神は村の境目などに置かれた魔除のようなもので、男女が対になっている双体道祖神は比較的古い時代のもののようです。双体道祖神のことは、テレビの旅番組で知りましたが、関東や山梨、長野あたりに見受けられるそうです。寺院の境内やまちなかでは庚申塔を多く見かけますが、双体道祖神はより古い信仰のためか、少ないように思います。それにしても、この石像各々、なんと穏やかなお顔をされていることか。開花宣言から1週間以上たちます。「そろそろ満開かな?」と語りあっているのでしょうか。