てらまちフォト一覧

雨降る入谷の朝顔のご縁

七夕の前後を含む3日間、入谷では朝顔市の賑わい。梅雨空なんてお構いなし、夕方以降車両進入禁止となった言問通りは傘の花で埋め尽くされていました。入谷鬼子母神真源寺へお参りしてから朝顔を求めようとしましたが、夕暮れのためほとんど花が落ちていて、色がわかりません。根本に近い茎の色である程度は判るのだそうですが、4株の行灯仕立ては「四色咲き」がウリ、どうせなら花が咲いている朝に選びたい。ということで、真源寺で授与されている朝顔守りを頂きました。お仏壇などに奉る大、身に付ける小の2種類、色はピンクや朱、水色、紫などから選べます。御守り授与の際、お坊さんがお経を唱えながら火打石を鳴らしてくださいました。健康守りのようですが、ご利益がグンとあがったような気がしました。次回は是非、早朝にうかがいたいです。

雨降る入谷の朝顔のご縁

2015年7月9日公開  2015年07月08日撮影

七夕、朝顔、そして、ほおずき

今年は梅雨らしいお天気が続く東京。それでも風物詩となる行事は開かれています。先日は、浅草かっぱ橋本通りで開催の「下町七夕まつり」をご紹介しました。入谷鬼子母神では「朝顔まつり」、雑司ヶ谷鬼子母神でも「夏市」が開かれています。いずれも今日まで。このお天気にもかかわらず、結構な人出のようです。そして明日9日とあさって10日は「四万六千日」、都内では、浅草寺、護国寺、本駒込大観音光源寺でほおずき市が開催されます。昨年の様子は、「まち×さんぽ」にアップしています。本駒込光源寺は、例年近隣の商店街や大学などとともに、アットホームなおまつりを開催しています。浅草のほおずき市は未体験なので、今年は空模様を窺いながら、行ってみようかなと思っています。

七夕、朝顔、そして、ほおずき

2015年7月8日公開  2012年07月10日撮影

初夏の室生寺、720段を上って奥の院へ

もう1か月以上経ってしまいました。5月の奈良旅、室生寺を訪れたのは行き当たりばっ旅。「女人高野」「土門拳の雪景色」「たくさんの仏像」、そんな程度の認識しかありませんでした。JR室生口大野からバスで約15分、境内へは室生川の赤い太鼓橋を渡って入山です。仁王門をくぐるとすぐに階段。途中、多くの仏像が安置された金堂や五重塔などを経て、さらに延々と階段を上り、奥の院をめざします。まだかまだかと思いながら上だけを見て上っていきました。写真は奥の院の少し下から、来た道を振り返ったもの。御朱印を授与くださったお坊さんから「帰りも720段、お気をつけて」との一言。「毎日往復しているのですか」という質問はおそらく1日に何回も受けているだろうから、飲み込みました。下りるほうが足腰に負担がかかるので、慎重に720段。下りきってから川沿いの食堂でいただいた回転焼きとお茶がとても美味しかった。

初夏の室生寺、720段を上って奥の院へ

2015年7月6日公開  2015年05月29日撮影

塀の上からひょっこり顔出す

JR王子駅近く、北区役所が点在する付近を歩いていたら、突然塀の上に複数のお像の姿を認めました。門扉には「金輪寺境外仏堂阿弥陀堂」とあります。金輪寺(かなわじ)といえば、名主の滝公園近くにあったはず。この阿弥陀堂からは歩いて10分ほどはかかりそうな距離です。阿弥陀堂の敷地内には、この画像のほかにも、観音様や仁王様のような石像が多く置かれています。三体の像のうち、真ん中はお釈迦様のようですが、象や獅子に乗っているのはお坊さんでしょうか。小雨がパラつく日でしたが、穏やかなお顔、静かな場の雰囲気に和みました。

塀の上からひょっこり顔出す

2015年7月5日公開  2015年07月04日撮影

有楽町で(大黒さんに)逢いましょう

先日所用で有楽町へ行ったときのこと。通勤ラッシュが収まったあとの時間帯ということもあってか、構内は比較的空いていました。ホームから銀座口へ方面へ降りると、目の前に大黒様がおわすではないですか!これまで何度も通ったはずの場所ですが、この時まで気づきませんでした。台座にあった縁起によると、昭和初年に山王日枝神社のご神木で造られ、寿司屋に秘蔵されていたものか、空襲を避けて有楽町駅長に贈られ、昭和56年に遷座されたとのこと。大黒様は商売繁盛の神様。繁華街有楽町にはピッタリですね。まちかどに突然現れる神像や仏像には、さまざまにドラマが秘められていそうです。

有楽町で(大黒さんに)逢いましょう

2015年7月4日公開  2015年07月02日撮影

浅草、七夕、夏詣

昨日、浅草かっぱ橋で七夕飾りを見つけました。TX浅草駅から上野方面に至る浅草かっぱ橋本通りでは、例年「下町七夕まつり」を開催。今年は7月3日から8日にかけて、模擬店やフリマ、越中おわら節、ストリートパフォーマンス等、楽しそうなイベントがいっぱい。一方浅草寺の参道付近では、「夏詣」と記されたポスターを見つけました。浅草神社が「ニッポンの新しい習慣づくり」を提唱、6月30日から7月5日まで、そうめん流しやゆかたのショー等が開かれるそうです。今年後半のスタートにあたる1週間、上野浅草あたりをぶらぶらすると、楽しいことに出会えそうです。

浅草、七夕、夏詣

2015年7月1日公開  2015年07月01日撮影

ふだう道 だいし道〜地図と石碑からたどる

以前に明治通り田端新町三丁目交差点近くに「大師道」と記された石碑があるのを見つけました。その辺りで「大師」とは西新井大師だろうと地図を見つめたら、北へ向かう古そうな道の線形が見えてきましたが、川に阻まれます。以前は渡しがあったのでしょう。では、川の向こうは?と地図を確認すると「本木新道」という表示を発見。それではと、荒川区町屋のほうから西新井大師を目指してみました。尾竹橋から隅田川、荒川を渡り、本木新道を歩いていくと、大きな1本木とその足下に石碑がを発見。写真は歩いてきたのとは逆、西新井大師側から撮ったもの。追分のようになっています。石碑は一部が欠けているものの、「ふだう だいし 道」「不動尊」は読めました。田端新町の石碑は近年の建立ですが、これは古そう。西新井大師へ至る「大師道」、ほかにもありそうです。

ふだう道 だいし道〜地図と石碑からたどる

2015年6月30日公開  2015年06月21日撮影

奈良長谷寺での結縁

「結縁」と書いて、「けちえん」と読みます。仏さまや観音さまなどと縁を結ぶこと。奈良のてらたびの日程は何かのイベントを狙ったのではなく、偶然のようなものでしたが、ちょうど長谷寺で特別拝観が行われていました。この期間は10メートルを超える十一面観音尊像がおわす国宝の本堂に入り、御足に触れることができるのです。本堂の入り口で「結縁の五色線」を戴き、腕に付けます。観音さまの足下に座り、その御足に触れ、お顔を見上げ、ぐるりと足下をひとめぐり。その美しさ、威厳に圧倒されました。長谷寺は真言宗豊山派の総本山。昨日ご紹介した西新井大師も豊山派です。写真は観音さまがおわす本堂と舞台の間のお堂。ふだんは朝のお勤めなどに使われるそうです。

大和国長谷寺サイト 特別拝観は春と秋の年2回、春は6月末まで

奈良長谷寺での結縁

2015年6月23日公開  2015年05月29日撮影

身体の芯に響く豊山の太鼓

厄払いでもなんでもないけれど、何年かぶりに西新井大師へ行きました。都電荒川線の熊野前から尾久の原公園の脇を通り、隅田川、荒川を渡り、旧道の風情を感じる本木新道を歩き、路地に迷い込みながら2時間ほども歩いたでしょうか。山門を通ると、何やら太鼓の音が耳に入ってきました。本堂の回廊で迫力の太鼓演奏に合わせ、横笛や読経が行われていました。太鼓の響きは本堂全体を満たし、聴く人の身体の芯にずんずんと入ってくるような感じがしました。演奏していたのは「千響」という真言宗豊山派の若手僧侶によるグループで、東日本大震災の被災地支援を目的に活動しているとのこと。途中、大正大学の学生さんも演奏に加わったりしていました。西新井大師では毎月21日の縁日に演奏されているようですが、7、8月はお盆でお休みだそうです。そのつぎ、9月21日はお彼岸の連休のさなか。演奏はあるのでしょうか・・・。

真言宗豊山派仏教青年会サイト内 豊山太鼓千響 サイト

身体の芯に響く豊山の太鼓

2015年6月22日公開  2015年06月21日撮影

京都萬福寺の大きな木魚

「魚梛(魚板)は木魚の原型になったもので儀式や行事の時刻を報じる時に打たれ当山の時計にあたるものです。雲水が棒で打つと山内の隅々迄響き渡る音が出ます」。この木の魚について、このような筆書きの説明書きがありました。長崎の黄檗宗のお寺で同様のものを初めて見て以来、この萬福寺のものが有名だと知り、いつかは見たいと思っていました。萬福寺のサイトでは、この魚梛の音が聴けます。実際には余韻も含め、もっとふくよかな音なのではないかと想像します。そういえば、本堂にあたる大雄宝殿には、直径1メートル以上はあろうかという大きな木魚もありました。その音も聴いてみたいですね。

京都萬福寺の大きな木魚

2015年6月19日公開  2015年05月28日撮影

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