てらまちフォト一覧

鈴ヶ森の蝉

東海道品川宿を歩いたのは昨年の5月。その後、小田原や興津などを断片的に歩いたりしました。京都まですべてを踏破するのはかなりハードルが高いのですが、なんちゃって東海道歩きで日本橋から都内の範囲くらいならなんとかなりそう。では下見を……と、未踏の鮫洲以南へ行ってみることに。しかし、このところの猛暑を考えると、昼間に歩いたら熱中症必至。京急立会川を7時ごろスタートし、鈴ヶ森刑場跡まで南下、折り返して新馬場駅まで北上するという計画を立てました。最終的には全身汗だくにはなったものの、なんとか目的は達成!沿道に立ち並ぶ14~15軒のお寺へもお参りできました。歩き始めて10分ほどでたどりついた鈴ヶ森刑場跡がある大経寺、サクラの木につかまっている蝉も、あまりの暑さに朝しか鳴かないかもしれません。

鈴ヶ森の蝉

2015年8月3日公開  2015年08月02日撮影

芝増上寺でも盆踊り!

5月に芝増上寺で催された寺社フェス「向源」のプロジェクションライティングの様子を紹介しました。NHKの「新日本風土記」では「お化け屋敷」の特集が放送され、その中で「向源」で人気を呼んでいたお化け屋敷も紹介されていました。お化け屋敷は元は回向院境内での見世物小屋で、歌舞伎の四谷怪談を人形で再現したのが始まりなのだそうです。幽霊画もそうですが、お化け屋敷もなんとなく夏のイメージがありますよね。そういえば、中学校の林間学校だったかで、肝試しがあったような記憶が……。5月にお化け屋敷が設けられた芝増上寺、今日7月31日と明日8月1日の二日間はこれまた夏の風物詩「地蔵尊奉賛 盆踊り大会」が催されるとのこと。今日は5時30分から地蔵尊法要があり、盆踊りは午後6時~午後9時30分とのこと。広い境内での盆踊り、楽しそうですね!

芝増上寺でも盆踊り!

2015年7月31日公開  2015年05月03日撮影

盆踊りの涼は氷柱で

昨日、仕事帰りに巣鴨の盆踊りを見にいってきました。ふだんはおばあちゃんたちの聖地とされる巣鴨とげぬき地蔵高岩寺の境内に設けられた太鼓やぐらの周りに踊りの輪ができていて、数曲ごとに踊るグループが入れ替わるようでした。境内の掲示によると、盆踊りだけでなく、中学生や高校生のよさこい、そうらん、エイサーなど、さまざまなプログラムがあるようです。浴衣やハッピ姿で露店の味を楽しむ子どもたちもたくさんいました。本堂の正面に、氷柱が2本。子どもたちにとっても珍しいのでしょう、入れ代わり立ち代りやってきて、うれしそうに表面をなでていました。踊りの輪には、一般の方も混じっていました。気軽に参加できるようですし、先着で手ぬぐいプレゼントもあるようです。5日間も続く巣鴨の盆踊りは、8月1日(土)まで!

巣鴨地蔵通り商店街サイト 第31回 巣鴨納涼盆踊りのお知らせページ

盆踊りの涼は氷柱で

2015年7月30日公開  2015年07月29日撮影

蓮、夏まつり、花火、夏開花!

上野の不忍池では蓮が咲き始めたようです。数日前訪れたときには、今まさに花開かんばかりのつぼみがあちこちに見られました。見にいくなら、比較的気温の低い早朝がよさそうです。さて、世の中は夏休みモードとなり、あちこちで盆踊りの準備も見かけます。毎週末どこかしらで花火大会も開かれていますね。不忍池の畔では、「うえの夏まつりが開催されています。8月9日まで、毎日何かしらイベントが行われているようです。築地本願寺(7月29日~8月1日)や芝増上寺(7月31日~8月1日)巣鴨とげぬき地蔵尊(7月28日~8月1日)、池上本門寺(8月4日~5日)など、7月末~8月にかけて盆踊りが催されます。築地本願寺の盆踊りは何年か前に行ったことがありますが、盆踊りの輪に入るもよし、その傍に用意されたテーブルでビールを味わうもよし。東京の盆踊りは、寺社境内だけでなく、商店街や大きな広場で地区のイベントとして行われることも多いようです。有名なイベントばかりでなく、ご近所の掲示板や、通勤・通学途中のお寺などもチェックしてみてはいかがでしょうか。

蓮、夏まつり、花火、夏開花!

2015年7月29日公開  2015年07月26日撮影

夏のおさんぽに強力な助っ人!コミュニティバス

暑すぎる日が続きますね。気分だけでも涼もうと、東京藝術大学大学美術館で開催中の幽霊画展「うらめしや~、冥途のみやげ展」へ。上野公園の樹陰を歩いても、美術館にたどりつくころには汗だく。谷中全生庵所蔵、三遊亭圓朝ゆかりの幽霊画の数々を観ても、面白い! 美しい! と思うばかりで、さして気分は冷えませんでした。美術館を出ると、台東区の循環バス「めぐりん」のバス停が目に付きました。コースを見ると、なかなかに楽しそう。全生庵の前も通るようなので乗ってみました。利用した「東西ルート」は、なんと、谷中エリアから浅草まで、8の字を描くコースで、一方通行の道もグイグイ入っていくし、鉄道や地下鉄駅からちょっと離れたエリアをカバーしています。全生庵さんで幽霊画の続きを見るつもりだったのに、車窓風景が新鮮で楽しくて、つい、浅草まで行ってしまいました。厳しい真夏の東京、コミュニティバスがてらまちあるきの強い味方になってくれそうです。写真は、バス車中から撮影した全生庵です。

夏のおさんぽに強力な助っ人!コミュニティバス

2015年7月28日公開  2015年07月26日撮影

水郷佐原に吹く風

「小江戸」というと、川越を思い浮かべることも多いと思いますが、ここは千葉県香取市佐原。地区を貫くのは、のんびりとサッパ舟がゆく利根川の支流小野川です。江戸時代、舟運で栄えた佐原には、今も江戸から大正にかけての建物が残されていて、「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されています。ドラマやCMなどで見かける川沿いに木造家屋が居並ぶ風景は、ここ佐原であることが多いようです。古い街並みが残るエリアには、それを取り囲むようにお寺が配されていることが多いのですが、ここ佐原も、南側に観福寺、荘厳寺、浄国寺などが点在しています。これらのお寺には国の重要文化財に指定されている仏像が安置されているところもあり、実は穴場かもしれません。

水郷佐原に吹く風

2015年7月23日公開  2015年07月15日撮影

こんにゃく閻魔のほおずき市

最後の梅雨空のなか、文京朝顔・ほおずき市へおじゃましてきました。午後だったので、傳通院の朝顔は花が終わっていましたが、次々に咲くよ、とお祭りのボランティアスタッフの方に苗を選んでいただきました。こんにゃく閻魔の源覚寺でも、ボランティアの方々がどういう株がいいかとか、風鈴は好みのものと付け替えてくれるとか、丁寧に説明してくださいました。18日の土曜は曇り予報なのに雨が降ったり止んだり。スタッフのみなさんも「明日は晴れるよ!」と、翌日に期待していたようです。小石川エリアの複数の場所で開催されていたおまつりは、地域の方々がそろいのTシャツを着て来訪者をもてなし、自分たちもおまつりを楽しむ、てづくりの温かみが伝わるものでした。梅雨明けが発表された19日は晴天、いきなりの夏日でしたから、賑わったのではないでしょうか。

こんにゃく閻魔のほおずき市

2015年7月21日公開  2015年07月18日撮影

地獄のあとに訪れる極楽の花

青森の下北半島にある恐山菩提寺。死者の魂が集まるところとして知られています。訪れたのは2013年の7月末、恐山大祭が終わったあとで人気(ひとけ)もなく、小雨降る中、諸堂やさまざまな「地獄」をめぐりました。気づけば入口である総門からは随分離れました。故人の遺品などが納められた八角堂を出ると、目の前に蓮池が広がっていました。寒々しい地獄をめぐってきてたどりついたのが、雲間からの光に輝く水面。これは極楽か、と思ってしまいました。7月20~24日は恐山大祭。そろそろ睡蓮もほころんできているころでしょうか。

むつ市観光協会ホームページ「むつ下北観光案内」 http://www.mutsu-kanko.jp/guide/miru_01.html

地獄のあとに訪れる極楽の花

2015年7月17日公開  2013年07月27日撮影

一挙両得、文京朝顔・ほおずき市

文京区小石川にある善光寺の石塀には寄進者の銘が刻まれています。「小石川区」という住所表記に時代が見てとれますね。この塀が面しているのは善光寺坂。近くには徳川家ゆかりの傳通院やこんにゃくえんまで有名な源覚寺などがあります。地味めの写真を掲載しておきながら紹介するのは、今週末この小石川エリアで開かれる「文京朝顔・ほおずき市」です。7月18・19日の土日、朝顔やほおずきの販売のほか、こども縁日やライブ、朝顔に関する講演会、大道芸ライブなど、多彩なイベントが企画されているようです。こんにゃくえんまの源覚寺さんは今日7月16日が半年に一度地獄の釜の蓋が開く閻魔さまのご縁日である閻魔例大祭。お盆、例大祭、ほおずき市と、祭事が続きますね。下谷の朝顔市四万六千日のほおずき市に行けなかったという方、一石二鳥なイベントで夏気分を味わってみてはいかがでしょうか。

一挙両得、文京朝顔・ほおずき市

2015年7月16日公開  2013年12月21日撮影

七百年の伝承―水止舞

水止舞」と書いて「みずどめのまい」と読みます。大田区大森東の厳正寺で毎年7月14日に奉納される獅子舞で、約700年前の長雨止めの祈祷に由来するそうです。獅子三匹が花籠二人を従えて、雨乞いの儀式である「道行」を経て厳正寺境内に設けられた舞台に登壇し、水止舞を奉納します。7月14日は晴れることが多いようで、ホームページでも暑さ対策を呼び掛けていました。今年も雨止めどころか見事な晴天で、猛烈な暑さ。獅子や花籠に扮するのは中学生くらいの少年、少女たち。前後半で踊り手が交替したとはいえ、すっぽり被り物をして踊るのですから、かなり過酷なことでしょう。仏さまへの感謝の舞として1300年代から始まり、一時途絶えたものの、戦後復活したとのこと。「水止舞」の躍動的な舞の中に若い世代へ手渡されていく様子を垣間見、静かな感慨を味わいました。

七百年の伝承―水止舞

2015年7月14日公開  2015年07月14日撮影

フリーワード検索

てら×まち×さんぽ このサイトについて