本日2月7日は、聖徳太子がお生まれになった日。敏達天皇3年1月1日=574年2月7日とのことですから、1,446年も前。
昨年、聖徳太子建立(593年)の四天王寺へ行ったとき、門前で「令和四年厳修 聖徳太子千四百 御聖忌 総本山四天王寺 」という立て看板を見ました。聖徳太子といえば、法隆寺が思い浮かびますが、四天王寺はそれよりも早く、太子によって建立されています。四天王寺は後に真言宗・天台宗と関わり、戦前までは天台宗に属していましたが、1949年(昭和24)に「和宗総本山」として現在に至ります。この名称は、十七条憲法第一「和を以って貴しとなす」に由来します。令和元年版『宗教年鑑』(文化庁編)によると、和宗は総本山四天王寺のほか、25の宗教団体(寺院・協会)があるようです。今日の1枚は四天王寺金堂の聖徳太子の本地仏とされる救世観音。令和はじめての聖徳太子のお誕生日、救世観音の柔和なお顔を思い出しつつ、「和」を思いたいです。
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