初春の地蔵の背中に

2020年1月21日公開

2020年01月04日撮影

初春の地蔵の背中に

影向寺で重文の薬師如来が公開されていたと知ったのは、4日の朝。お像は拝見できなくとも、付近にはいくつか古いお寺が点在しているようなので、川崎市溝口方面へ向かいました。溝の口は駅北口の宗隆寺へ、陶芸家の濱田庄司の墓所があるということでお詣りしたことがありました。今回は駅から南東方向へ。アップダウンの大きく、丘ごとにお寺があるような地形です。スマホの地図ではお寺の入口が分かりにくいという難点がありますが、その分周辺の散策を楽しめます。この増福寺へも、住宅地を縫うゆるやかな坂道をのぼり、たどりつきました。境内は広く開けていて、背後の山には鐘楼もあります。三が日はお忙しかったのでしょう。観音堂ではお掃除をされていました。山門近くの石像群を花々が彩るのはまだ先のこと。木瓜の花でしょうか、一輪、お地蔵さまの背後で楚々としていました。