清く澄んだ空に|約1年前のてらまちフォト

2020年4月29日公開

2019年04月15日撮影

清く澄んだ空に|約1年前のてらまちフォト

安房国(あわのくに)は今の千葉県南部。この銅像は、現在の鴨川市の清澄寺にある日蓮像です。
昨日4月28日は、日蓮上人が清澄山で初めて「南無妙法蓮華経」のお題目を唱えた、立教開宗の日。清澄寺では立教開宗会として、毎年27日から28日の明け方にかけて法要などの行事を行うそうです。清澄寺は宝亀2年(711)に開創、承和3年(836)に天台宗となり、元和4年(1618)に真言宗に改宗、昭和24年(1949)に日蓮宗となります。この像が建立されたのは大正12年(1923)で、3年後に建立百年を迎えるそうです。百年、お山の上から世の中を見つめてきた日蓮上人ですが、お山の歴史はもっともっと長く、紆余曲折があったのですね。近くには日蓮上人が生まれた場所に建つ誕生寺があります。来年は降誕800年です。昨年はこのお像の撮影のために鴨川を訪れたのですが、またあらためてゆっくりうかがいたいものです。