馬橋の庚申塔の邪鬼

2016年10月13日公開

2016年10月10日撮影

馬橋の庚申塔の邪鬼

流鉄流山線に乗ってみたいと思い、常磐線馬橋駅へ。流鉄乗車前に馬橋のまちを探索。いつものように何の前情報もなく行って、駅前の案内板を見てはじめて方向を定めます。万満寺というお寺が大きそうです。歩き始めて5分ほどで、こんもりとした木々の塊が見えてきました。万満寺かと思ったら、王子神社でした。掲示板によると秋の祭礼が近いようです。脇道を抜けて神社境内に入ると、社殿がありません。近年、火災で焼失した旨の看板が立っていました。少し切ない思いで境内を見回すと、端の方に石造物がズラリと並んでいます。庚申塔が多い。ひとつひとつ見ていくと、どれも彫りが深く、像が肉厚に浮き上がっています。しかも、どれもこれも邪鬼の姿がユニーク!この王子神社は、万満寺の守護として創建されたとのこと。社殿の火災は原因不明だそうですが、隣接する万満寺への延焼はなかったようです。居並ぶ邪鬼が、お寺を火の手から守ってくれたのでしょうか。