大分県中津市の寺町。小雨でしっとりと濡れた石畳舗装を紫陽花が縁取る道に面して、いくつものお寺が並びます。城下町らしい曲がりくねった道を歩いていると、突如真っ赤な壁が目の前に現れました。この合元寺は黒田官兵衛が開基。「黒田氏の入国に反対した宇都宮鎮房が中津城内に誘殺された時、鎮房の重臣は奮戦しましたが、ことごとく切り伏せられ、壁はその血で赤く染まったそうです。その後壁は何度白く塗っても血が染み出してくるので、ついに赤く塗ったといいます。(中津市教育委員会による説明板)」
中津には、黒田家ゆかりの史跡や寺社が数多く残されています。寺町、城下町あるきをしていたら、おのずと黒田の足跡をたどっていました。
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