埋もれた史跡|梁川岩地蔵

2016年1月27日公開

2016年01月24日撮影

埋もれた史跡|梁川岩地蔵

福島のローカル線阿武隈急行で伊達市梁川へ。駅前に設置されていた町内の案内地図に「岩地蔵」の文字。地図をスマホで写真に収め、それを頼りに歩いていきました。雪がガッツリ残る坂道を上っていった先は、記念碑や小さな祠はあるものの、バッチリ私有地。違うな、と思っていたら、そのお宅にお客様らしき人影が。その方に岩地蔵のことを訊ねると「私にはよく見えないけど、川の対岸から見えるみたい」とのこと。今来た道を戻り、寒風吹きすさぶ広瀬川の堤防を進むと、川に浸食された崖が見えてきました。雪が積もる河原へ下り、対岸の崖の窓のような四角の中を見つめても、お地蔵さんの形は認められませんでした。風化してしまったようです。市発行の観光案内冊子にも掲載がないけれど、その崖の上は梁川城跡なのだし、なぜ、ここにこういうものがあるのか、なんでもいいから手がかりがほしいですねぇ。