目黒区は都立大学駅近くにある曹洞宗東光寺のこざっぱりと整えられた境内には、石造物がたくさん。本堂前にはにこやかなお釈迦さま、風神・雷神、本堂に向かって左には観音様や道元禅師、右には七福神や双体道祖神、小さなお地蔵さまや「頼朝の腰掛石」等々。それら中で目を引いたのは鬼の像と、このフォトの左下に写る不思議な身なりの小さな石像。かぶり物が謎だし、笏のようなものを持っているし、薬壺とも違うし、何より、妙に柔和な表情が気になります。かぶりものを頭巾に見立て、右手の持ち物を打ち出の小槌とすれば、大黒さんとも言えるのか…などと思案。
後日、InstagramとFacebookにアップしてみたら、忽ち解決!
この正体は「田の神さぁ」! テラタビストの吉田さらささんが教えてくださいました。持ち物の茶碗としゃもじが目印とのこと。田の神さぁの存在はなんとなく知っていましたが、東京でもお目にかかれるとは!東光寺さんの境内には、もっとたくさんの田の神さぁがいらっしゃるようです。またあらためてお参りして、確認したいです。
<< 次のてらまちフォトへ
前のてらまちフォトへ >>