太宰治の命日、そして桜桃忌|禅林寺

2019年6月13日公開

2019年05月18日撮影

太宰治の命日、そして桜桃忌|禅林寺

今日6月13日は太宰治が玉川上水に入水した日。つまり、命日です。昭和23年(1948)、38歳の時でした。遺体が発見されたのは19日、しかもそれは太宰の誕生日でもあり、この日を太宰を偲ぶ日として「桜桃忌」と名付けられました。太宰の墓所は、先日「三鷹のカオナシ地蔵」として紹介した黄檗宗霊泉山禅林寺にあります。この太宰の墓所の斜め向かいには、森林太郎(森鴎外)の墓所もあります。鴎外の終の棲家は千駄木団子坂上の「観潮楼」(現森鴎外記念館)。太宰は鴎外を尊敬していて、本人の希望により、この地に埋葬されたのだそうです。鴎外の墓前にはお花だけですが、太宰の墓前にはウイスキーや日本酒、ビールなどが供えられています。禅林寺での桜桃忌法要は19日とのこと。今日は、命日ということで墓参のファンもあるでしょう。今夜は銀座のBar Lupinでも、太宰を偲ぶ人々が杯を傾けることでしょうね。