石造五智如来と樹木葬

2021年6月28日公開

2021年06月23日撮影

石造五智如来と樹木葬

千葉県市川市の善照寺での樹木葬開苑式へ列席させていただきました。行徳街道が通るこの辺りはお寺も数多く点在。数年前にも行徳~妙典あたりをてらまちさんぽしていました。写真は善照寺の入り口におわす石造五智如来。六地蔵などはよくありますが、五智如来、それも石造でこの大きさのものは珍しいのではないでしょうか。山門前の説明板によると万治元年(1658年)に大檀那の青山氏が建立したものだとのこと。
開苑式でのご住職のお話の中に、善照寺は青山氏はじめ長らく限られた檀家のためだけに護持されてきたけれども、時代の変化、地域の要請に応えるべく、樹木葬を開くことにしたのだそうです。式の間、すでに木々や花々で満たされた樹木葬墓地には、蝶が舞い、鳥がさえずっていました。重厚感ある石造仏、華やかな庭苑墓地、それぞれにお寺の歴史や時代を映しているのですね。