長い梅雨が明けました。暑さに慣れていない身体にはこたえますね。ならば、視覚的涼やかさを。大垣から樽見鉄道に乗り、谷汲口駅からバスに乗り換えて参道の入り口で下車。山間部だから涼しいかと思いきや……。木々に取り囲まれた参道には、大小さまざまなお堂や石像があり、それらにお参りしながらゆっくりと進んでいきました。時折通り抜ける風が心地よかったのを憶えています。華厳寺は西国三十三所の満願札所。これ以前にお参りしたことがあったのは、長谷寺や興福寺など数か寺のみ。なのに、いきなり結願のお寺にたどりついてしまったのです。参道入口のバス停から本堂までは1キロほど。今は電車や車で行けますが、昔は苦労のうえ辿りつく場所だったはずです。汗だくでお参りしたあとは、おひるごはん。このあたりは鮎が名物のようで、どのお店も鮎料理を推していました。パッと入ったお店で、刺身、焼き、煮と鮎三昧のおひるごはん。清流の夏を堪能しました。
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