令和最初の月の最後の週末、山陰の寺社をお巡り。米子空港から鬼太郎電車に乗り、境港駅の少し南にある上道駅から歩いて正福寺へ。もとは真言宗の大刹だったのが、室町時代の災害や戦国時代の合戦で被災し、江戸初期に曹洞宗寺院として開山したとか。正福寺には水木しげる先生が妖怪に興味を抱くきっかけとなった六道絵があるそうなのですが、この日はあいにくお寺の方が不在で拝見できませんでした。しかし、雰囲気ある鐘楼門や回廊、整った庭など、境内をたっぷり満喫。ふと気になったのが、お地蔵さまや鐘楼門に祀られた石像などにたくさん貼られた「南無地蔵大菩薩」の文字とともに戒名と年齢が記された白や赤のお札です。このあと米子や松江でも多く目にするのですが、日蓮宗のお寺では題目塔に「南無妙法蓮華経」のお札がペタペタと。どうやら宗派に関係なく、山陰地方の風習のようです。少しずつ、山陰のお寺めぐりもアップしていきますね。
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