三鷹駅から禅林寺を経由して、井口院へ。山門に構えるのは阿吽の仁王像、そこを通って境内に入れば右手に閻魔堂、左手に地蔵堂と数々の石像、そして正面には雨乞弥勒。本堂の手前には平和観音、修行大師が並び立ちます。これらをひとつひとつお参りし、ご尊顔を拝していくと、そこそこ時間を要します。そして、修行大師の脇を抜け、不動明王殿へと…そこで目に飛び込んでくるのが巨大な不動明王! この写真だと、その高さがわかりにくいかもしれません。左下に写りこんでいる香炉が高さ2mくらいだったでしょうか。足下から見上げると、すごい迫力です。『多摩八十八ヶ所巡拝のしおり』(龍華会本部発行)によると、弘法大師入定1150年記念事業として、不動明王殿安置の不動明王の分身として建立されたとか。身丈16尺=約4.8m、岩台から火炎先端まで27尺=約8m、基壇を入れると10m余り。井口院には、このほかに福寿殿もあり、七福神が祀られています。
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