お彼岸は仏さまの心に近づくための特別キャンペーン期間―今年、東京は観測史上3番目に早い桜の開花宣言。でも、途端にすっきりしないお天気が続いています。花曇というには、そこまで桜も咲き揃ってはいませんね。今の時季はお寺へ行くとお彼岸モード。五反田あたりはかつて江戸の下屋敷があった名残か、お寺が点在していて、やはりお墓参りの方の姿をちらほら見かけました。広い境内の日蓮宗本立寺も、墓地はお花で彩られ、お線香の香りが漂っていました。このお寺の本堂は、とてもユニークな六角形。空襲で焼失し、1966年に再建されたのだそうです。その本堂へ向かう参道にあるのが、この標示サイン。タヌキやクマなどは、山間部へ行くとよく見かけますが、猫、カエルとはこれまたユニークですね。小さな命への慈しみを感じました。本堂の前には、白い桜がほころび始めていました。今週末あたり、満開かもしれませんね。