明けましておめでとうございます。平成30年を迎えたのは移動中の茗荷谷駅。これも今年のご縁かと地上へ出ると、どこかから除夜の鐘が聞こえてきました。その音の方へ歩いていくと、なるほど、春日の傳通院へ至りました。年越しの東京は冷え込みがなく、おでかけしやすかったのでしょうか、家族連れや中高生ぐらいのグループがお寺へと向かっていきます。本堂へのお詣りの列はまあまあの長さ、除夜の鐘と新年初撞きは20人程度が待っている程度でした。自分はお詣りの後は鐘楼の近くで、しばらく鐘の音色を楽しんでから、付近にある澤蔵司稲荷の慈眼院、坂の名前のもとになっている善光寺、そしてこんにゃくえんまの源覚寺をめぐり、終夜運転の地下鉄で帰途に就きました。おだやかに迎えた2018年ですが、今年はもっとたくさんのお寺の愉しみをお伝えし、ここをご覧のみなさまとお寺、お寺とお寺、お寺と町・街、そういうご縁を結ぶきっかけを作っていければと思います。本年もどうぞよろしくお願いいたします。