藤沢市にある龍口寺の書院は、信州松代で蚕糸業で財をなした窪田家が造った蚕糸御殿で、昭和10年に移築されたものだそうです。お寺の建物には、武家屋敷や土地の有力者の家屋などが寄進されて移築される例がときどき見られます。龍口寺は、背後の緑や広がる湘南の空に包まれるようなロケーションです。9月初旬、陽射しは強くても、境内のあちこちにある芙蓉がそろそろ終わりのようで、もう秋なんだなと感じました。龍口寺は日蓮聖人が法難に遭った場所に建てられたお寺。その龍口法難会が、9月11日から13日にかけて執り行われます。メインは12日の法要と万灯練行列供養。初秋の湘南で、難消しを!
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