長崎唐寺の氷裂式組子|長崎興福寺

2017年8月9日公開

2014年06月27日撮影

長崎唐寺の氷裂式組子|長崎興福寺

長崎へはこれまでに2度行ったことがありますが、2度とも訪れたのがこの興福寺です。京都の萬福寺も、東京の瑞聖寺も同様ですが、黄檗宗のお寺はおおらかな雰囲気がとても好きです。特にこの長崎興福寺は隠元さんが日本に来て初めて住持したお寺だそうで、南方のムードと中国風の気配がいいですね。本堂である大雄宝殿は爆風で大きく傾いたものの、45年かかって修復したそうです。その本堂の正面にあるこの氷裂式組子の丸窓は明末期の中国建築様式の特徴。創建当初は美しい硝子張りだったものの、本堂修復の際に硝子を施すことはできず、板張りとなっているそうです。