東海道線に「国府津」行きの列車があり、いつも気になっていました。東海道線ということは東海道沿い、きっとお寺があるはず!と、小田原の手前にある国府津で下車。駅前の案内板を見ると、やはり周辺にはお寺の名前がいくつか見えます。このあたりは海際を西湘バイパスが走っているので、東海道からはダイレクトに海は見えません。土蔵や木造家屋など、ところどころに残る街道の気配を眺めながら歩いていくと、やはり沿道に点々とお寺があります。特に目を引いたのは、三寶寺。東海道から少し山側に入ったところにありますが、銀杏が二本、黄色い山門のように構えています。引き込まれていくと、本堂はオープンで、NGの表示もありません。ありがたく入堂、お参りさせていただきました。ご本尊の阿弥陀三尊像にお目通りし、振り返ると、秋の陽が射し込み、銀杏の黄色が眩しく輝いていました。
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