日本を、世界を騒がせている位置情報を使用したゲーム。各寺社でも何かしらの対応を余儀なくされています。個人的にはまるで興味がもてず、起こっている現象についても否定的な立場ですが、お寺へ行こう!てらまちを歩こう!を提唱するてら×まち×さんぽとしては、街を使うゲームなら何かしら利用法を考えたほうがいいのかな、と遠目に眺めていました。そんなとき目にした恐山院代のブログ記事「番外:告知と批判」。3年前に恐山を訪れたときの写真を見返しました。7月というのに寒々しく、ゴツゴツとした岩やその向こうの砂浜と清らかな水面。畏敬の念、厳粛な、静粛な気持ち・・・恐山を歩き、感じたことを思い出しました。そう、あそこに、あのゲームはふさわしくない。さらに、院代は指摘されています。「自社の敷地でも所有地でも管理地でもない、いわば他人の土地を無断かつ一方的に利用して儲けるなどという行為は、それを行う企業のモラルに致命的な欠陥があることを示している。」まずは、院代のブログをご一読ください。
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