東京の灯籠流し

2016年7月27日公開

2016年07月26日撮影

東京の灯籠流し

昨夜は、江東区は小名木川の高橋付近で灯籠流しが行われました。深川仏教会主催の川施餓鬼です。高橋の左岸橋詰がメインの法要会場で、橋の少し下流(隅田川方向)にある桟橋でも法要が営まれていました。橋詰の法要会場での読経のあと、お焼香が始まった19時半ごろ、高橋の上へ移動すると、すでに川面には灯籠が浮かんでいました。行き来する船には宗派ごとに僧侶が乗って、太鼓や鐘などを鳴らしながらお経を読み、そこからも灯籠を浮かべていきます。流れの先には萬年橋の照明、沿川には立ち並ぶマンションの灯り。この川施餓鬼は関東大震災や東京大空襲などで亡くなった方々のご供養のために執り行われていますが、当時の人々が今の東京を見たらどう感じるのでしょうか。

東京の灯籠流しは、7月のお盆時期のほか、8月のお盆のときにもあります。これからあるのは、「浅草夏の夜まつり とうろう流し」8月13日、江戸川区の「旧中川東京大空襲犠牲者慰霊灯籠流し」8月15日など。