赤坂日枝神社山王祭の神幸祭は隔年開催、都心での祭礼行列をひと目見ようと、行ってみました。行列は朝7時半に日枝神社を出発し、江戸城―皇居の北から西を通り、南側の日本橋、八丁堀まで回ってから赤坂へ戻っていくルートです。江戸時代には将軍の上覧もあり、祭りにかかる費用は幕府もちだったという「天下祭」です。靖国神社付近に陣取り、祭礼行列を観覧しました。先頭の提灯から最後尾の山車が通過し終えるまで約25分。行列を構成するのは、山車、神輿、馬、馬車等々さまざまで、先導、山車牽き、お囃子、巫女さん、お稚児さん等々、これも色とりどり。川越や佐原など、現在関東で行われている山車祭りはこの神幸祭がルーツだとか。佐原の山車人形などは明治以降巨大化していったそうですが、今日拝見した人形は小振り。ビルが林立する都心をしずしずと・・・というのを想像していましたが、意外と進行は早く、チャキチャキな感じでした。
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