染井吉野が早めに散り、この間の週末は八重桜や藤、つつじが盛りを迎えていますね。各地の寺社や公園で風物詩となっている花木を見にいくのも楽しいのですが、それらの木々の足もとに目を落とすと、また別の草花が咲き乱れています。少し前だとハナニラがよく見かけられましたが、このごろは同じ白い花でも、シャガがピークのようです。楚々とした風情がいかにも日本人好みです。学名はアイリスジャポニカですが、中国から渡来して野生化したという説もあるとか。日陰などにも強いために作庭に利用されることも多いようで、それゆえお寺で見かけることも多いようです。今日の画像は1年前の4月29日、鎌倉建長寺近くの道端に咲いていたシャガ。群生していても可憐さを失わず、初夏のような陽射しにキラキラ光るのも、曇りの日の白く温かい感じも素敵です。あさってからGW、お寺めぐり花めぐりの際は、足もとにも目を向けてみてください。
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