油面から祐天寺へ

2016年3月17日公開

2016年03月12日撮影

油面から祐天寺へ

護国寺、泉岳寺、川崎大師、新井薬師など、駅名になっているお寺は数多くありますね。先日は東急東横線の祐天寺へ、ひとつ隣の学芸大学駅からひと駅さんぽ。その途中、「油面地蔵通り」という気になるサインを発見。「あぶらめん」は旧地名で、かつては菜の花畑が広がっていたとか。目黒区教育委員会による説明板には、以下のように記されています。「享保の頃、江戸は連年の飢饉や大火で生活困難のため多くの死者をだしましたが、その人たちの冥福を祈り救済を願って享保18年7月(1733)に祐天寺に於て供養が営まれ、六十六部供養塔とともに祀られました」お地蔵さまのいるこの通りは、屈曲はあるものの、北上していくと祐天寺へ到達します。目黒というと若い世代に人気のオシャレな街のイメージがありますが、かつては畑が広がり、集落が点在するのどかな村だったのでしょうね。