蔵造りの町で知られる川越、市街地から少し北に外れたところに東明寺はあります。城下の町割りで喜多町と名のついたこのあたり、かつては「東明寺門前町」といったとか。河越夜戦とは、天文16年(1547)に起こった「日本三大夜戦」のひとつ。扇谷上杉氏が前年北条氏に奪われた川越城を奪還すべく仕掛けた奇襲だといわれています。東明寺の山門は今よりもっと南のほうにあり、寺域はかなり広かったのでしょう。観光客の賑わいは札の辻あたりより南。変わった形の門前の通りや辻に、中世の戦や寺町としての隆盛などを想像しながら歩いてみました。
川越市都市景観課主催の「喜多院界隈と四門前めぐり」ツアーは2月27日(土)開催。現在モニター募集中です。
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