一葉ゆかりのハイカラ寺

2015年10月28日公開

2015年10月25日撮影

一葉ゆかりのハイカラ寺

本郷通りは赤門の対面に山門を発見。「樋口一葉ゆかりの桜木の宿」という説明板がありました。一葉が幼少期に過ごした場所で、桜木の宿も、お寺の「濡れ仏」も、「ゆく雲」にも登場していると記されています。入口に一対の仁王像が構える本堂へ一歩入って驚きました。まるで長崎あたりのキリスト教会のよう! 窓にはステンドグラス、教会と同様の長椅子。内陣の格子の天井や装飾などは仏教寺院のそれと同様ですが、全体としてははいから洋風な印象。お寺のホームページを拝見すると、掲載されている写真の本堂は現在とは様子が異なります。HPの記事をあれこれ拝見してわかったのは、本堂の上棟は天保10年(1839)、2年ほど前から大改修をして、今年の5月に落慶されたということです。境内にある新しめな会館や街灯もレトロモダン。全体にその雰囲気でまとめたのでしょうか。