この週末は、伝通院や源覚寺など、小石川あたりで「文京朝顔ほおずき市」が開かれていました。北野神社へ向かおうと朝顔市の伝通院を出ると、右手に幼稚園があり、門に「ご参拝の方はご自由にお入りください」と掲示がありました。小石川七福神の大黒天、福聚院です。幼稚園併設なので、ふだんは閉門されています。本堂にお参りして振り返ると、園庭の端に祠がふたつ。右は大黒さんで、左は首からとうがらしの首飾りを提げた「せきどめ子育地蔵尊」です。とうがらしが大好きだったおばあさんの供養のためのお地蔵さんだとか。文京区のサイトで説明を読むと、なんというか、なかなかにシュールな逸話です。夕陽がスポットライトのように大黒さんとお地蔵さんを照らし、とうがらしの首飾りがさらに赤味を帯びる様を見ていたら、辛いものが食べたくなりました。
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