修復されていた首切り地蔵

2016年7月20日公開

2016年07月16日撮影

修復されていた首切り地蔵

東京はお盆、送りの16日。何度か足を運びつつも閉門時ばかりだった小塚原回向院に、ついにお詣りいたしました。墓参の方々も多く、控えめに史跡エリアへお詣り。吉田松陰、橋本佐内、鼠小僧、高橋お伝などのお墓が並びます。刑場としては寛文7年(1667)以前に移転、当時は約1800坪の敷地があったと、説明板に記されています。明治時代、常磐線建設の際に分断された敷地は延命寺となり、写真の首切り地蔵が鎮座しています。寛保元年(1741)、無縁供養のために造立。平成23年の東日本大震災で被災、その3ヶ月ほどあとにうかがったときには解体された状態でしたが、翌平成24年には修復されたようです。「刑場」「首切り地蔵」というとちょっと怖い感じがしますが、日光街道を通行する旅人達、付近の住民たちに拝まれ、守られてきた場所なのですね。