高幡不動 お護摩の舞台裏

2016年2月8日公開

2016年02月07日撮影

高幡不動 お護摩の舞台裏

高幡不動尊へ初めてお詣りしました。山門に掲げられた「立春大吉」の大きな横断幕が早春の陽射しに眩しく映りました。不動堂にお詣りすると、内陣ではお坊さんがお護摩の準備をされていました。堂内には数人しかおらず、丈六の不動明王様をじっくり拝見。その大きさと力強さ、平安期の作という遥かな時の流れを感じ、思わず「はぁ」「あぁ」と声が出てしまいました。不動堂を出て背後の奥殿へ身代わり不動へもお詣り・・・すると、スピーカーからお護摩の開始を知らせるアナウンスが流れました。なるほど、先ほど堂内に人が少なかったのは、お護摩の時間の前だったからなのでした。ほどなく、太鼓が聴こえてきて、五色の垂れ幕の下、位によって色が異なるのでしょうか、鮮やかな袈裟を纏ったお坊さん方がすすすす、と、すべるように堂内へ入っていかれました。これは不動堂の裏側。荘厳なお護摩の舞台裏を垣間見て、もったいないような、ありがたい気持ちになりました。