9月11日~13日にかけての龍口寺の法難会は、露店が並び、各地の講による万灯奉納が夜遅くまで続く、湘南片瀬の初秋の風物詩。日蓮聖人が斬首を免れた龍口法難から750年めに当たる今年に向けて、何年も前から、龍口寺はじめ輪番八か寺、また、神奈川中部の日蓮宗寺院、さらには、日蓮宗京浜教区(東京・神奈川)が準備を重ねてきたそうです。しかし、今年はコロナ禍の影響で出店も万灯練り供養も、牡丹餅撒きもない、異例の法難会。それでも11日の宗門法要は厳かにかつ盛大に営まれました。
てら×まち×さんぽは「龍口750プロジェクト」のサポートとして、秋・春の寺フェス「龍口テラス」の開催や、PRのお手伝いをしてきて、今年の初めまではこんなに参列者の少ない法難会になろうとは、想像もしていませんでした。
龍口750プロジェクトのキャッチフレーズは「消難龍ノ口(しょうなんたつのくち)」。御祈祷の文言に「大難を小難に、小難を無難に」という一節があります。大勢のお坊さん方が一心に唱えるお経を聞きながら、この大難を消し去られることを願いました。
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