111年目の肥薩線嘉例川駅

2014年10月22日公開

2014年09月27日撮影

111年目の肥薩線嘉例川駅

鹿児島は霧島の麓を走る肥薩線、明治36年開業の嘉例川駅。昭和59年に無人化、平成18年に国の登録有形文化財となる。平成15年の100周年事業は嘉例川地区の人々により開催、これを機に博物館開設、特産品販売、駅弁販売と、駅舎をフル活用しての地区活性化が図られました。今では県内有数の観光スポットとなり、列車に乗らない観光客も、列車の到着時刻に合わせて観光バスでやってくるほど。駅のすぐそばには、屋根つきの共同墓地があり、そこに人々の営みがあることを知らせてくれます。お弁当と一緒に販売されていた「かきあげ」を1個買い求め、列車に乗り込んでからほおばりました。サックリとして甘く、110歳の駅舎と同様に懐かしさを感じました。(参考:広報きりしまNo.40 2007.9)