東寺・立体曼荼羅帝釈天騎象像

2019年5月14日公開

2019年05月13日撮影

東寺・立体曼荼羅帝釈天騎象像

現在上野の東京国立博物館で「国宝 東寺 空海と仏像曼荼羅」が開催されています。運よく集英社『MyAge・OurAge』の創刊5周年記念イベントに参加。たっぷりと東寺のお宝を堪能。今回の目玉は、空海が構想した21体の仏像で構成される講堂の立体曼荼羅のうちの15体の展示。そして、そのうちもっともイケメンと評判の帝釈天騎象像は撮影可、というサービスっぷり。しかも、ガラス越しでなくあらゆる角度から拝見できるのです。昨年の大報恩寺展でもそうでしたが、最近はさまざまに工夫された展示がなされ、お寺で拝観するのとは違った楽しみを与えてくれます。イベントは、黒田知永子さんとテラタビスト吉田さらささんとのトークショーと、展覧会観覧。休館日の貸し切りイベントだったので、ひとつひとつの展示品を間近にじっくりと拝見できました。桂昌院が資金を出したという両界曼荼羅図(この日は胎蔵界)、にらみのきいた兜跋毘沙門天立像、それぞれ迦楼羅・孔雀・馬・像・獅子に乗る五大虚空蔵菩薩坐像などが、特に印象に残りました。

東寺展は6月2日(日)まで。