昨夜は、築地本願寺GINZA SALONの講座「銀座の老舗から学ぶ ~伝統と知恵~」へ。銀座の老舗の―今回はカステラの文明堂銀座店取締役会長の岡本圭祐氏と、雑誌『銀座百点』の田辺夕子編集長がゲストで、聞き手は浄土真宗本願寺派僧侶の大來尚順師。岡本さんと田辺さんがそれぞれ老舗や銀座の魅力などを語り、その言葉や姿勢の中に散見される光るものを、大來師が仏教的に解釈するという流れでした。印象に残ったのは、岡田さんの銀座の街への取組みです。銀座のお店の方々は、「共存共栄」「調和」を尊重し、新参者も楽しんで受け入れていくようです。ただし、ルールというほどかっちりしたものではないけれど、流儀のようなものがあり、それに適うように調整するのだとか。銀座という街の魅力は、個々のお店の力や整った街並みという表に見えるものだけでなく、まちづくりに真摯に取組む方々があってこそ光るものなのでしょう。1時間半のお話をうかがって、夜の銀座を見てみると、より一層にじみ出る美しさを感じたような気がしました。
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