つつじで有名な塩船観音寺の特別開扉法要に伺いました。今年は見ごろがとても早く、ご本尊の特別開扉が始まった5月1日にはほぼ終わりかけ。それでも赤と緑のモザイクを楽しみました。写真は、御本尊千手観音の特別開扉法要を終えたお導師さま方の列。先頭は法螺を吹き鳴らす行者姿の女性。最近、法螺を吹奏することを「たてる」というのだと耳にしました。『岩波仏教事典』の「法螺」の項には、次のようにあります。―修験道の法具として山伏が用いた。この法螺貝を吹く音が大きいところから、のちに、思いがけない大儲けをすることなどを〈ほら〉というようになり、さらに、大袈裟に言うこと、うそをつくことを〈ほらを吹く〉などというようになった。―「たてる」という表現はでてきません。さて、どうなんでしょうか?法要終了後に本堂に上がり、御本尊十一面千手千眼観自在菩薩や厨子などをじっくりと拝見できました。本尊の開扉期間でなくても、鎌倉初期の作である二十八部衆や厨子は拝見できます。
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