築地本願寺が運営するサテライトテンプルのこころアカデミー、先月は「大喜利法話」の会に参加しました。今回の登壇者は臨済宗の細川信輔師、浄土宗の吉田龍雄師、そして、浄土真宗の平井裕善師と柏倉学法師の4人。参加者から出されたキーワードは「奉仕/人心掌握/さとり/腹黒/自由/乗り換え」の6つ。4人のお坊さんたちは、このキーワードを用いて即興で法話を行います。同じ条件で異なる宗派のお坊さんの法話を聞き比べることで、宗派による違いをあぶり出そうという狙いがあるわけですが、僧侶でもなければ仏教を専門的に学んだこともない私のような者には、宗派による差異よりもむしろ、目指すところは同じであるという日本仏教の特色のほうが印象強く残りました。このお題法話、今度は今月末30日に、「仏教井戸端トーク」の主催で浅草の緑泉寺で開催されます。こちらは「仏教用語禁止編」という、これまたユニークな趣向。仏教由来の言葉が、いかに私たちのくらしに浸透しているかがわかることでしょう。これも楽しみにしています。
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