四天王寺は聖徳太子が建てたお寺で、約11万平米という広大な境内を有しています。その西側の道の端に「熊野街道」と記された小さな石碑を見つけました。今から1400年以上も前に建てられたお寺の脇を、山岳信仰の古道につながる道が通り、沿道には昭和の気配を残す商店や今風のリノベーション・カフェが並ぶ―時代が多層に折り重なっているんだなと感じます。まちを歩いてそういう要素に気づけたなら、地べたにいても時代をみはるかすことができるような気がしました。(みはるかす:はるかに見渡す)
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