この日は、江東区の寺町清澄白河あたりからつらつら歩いているうちに、猿江に至っていました。猿江神社の近くにお寺の大きな屋根を見つけ、お参り。白木が眩しい本堂は今年11月に落慶らしく、まだまだ新しい木の香りが漂います。画像左の「みまもり観音」の足もとに「ご自由にお持ちください」と置かれていたカレンダーを、1枚頂いてきました。このお寺のサイトを拝見すると、薬師寺大谷徹奘師のバナーがあります。そのプロフィールによると、大谷師はこの浄土宗重願寺にお生まれになり、かの有名な高田好胤薬師寺住職に師事、法相宗の薬師寺に入られたとのこと。カレンダーにも大きく扱われている「みまもり観音」は、薬師寺の国宝聖観音像を原型として造立されたもの。宗派、時代を超えて、奈良薬師寺と猿江のお寺が結びついています。青い空に宇宙を感じ、遠いような、近いような、奈良に思いを馳せました。
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