真夏がやってきました。さぞ賑わっているであろうタワーを後目に、寺院が点在している足もとのまちを歩いてみました。そんなロケーションなので、どのお寺でも堂宇の背景にタワーがにょっきり。青空に映える様子はまさにスカイツリー、これが今の東京の姿なのですよね。このお寺は日蓮宗法恩寺。開基は太田道灌、江戸平河で開かれ、後年現在地に移転しました。そのため、山号は平河山で、移転先の当地が「太平」という地名となりました。参道には塔頭が4か寺並んでいます。西側には大横川が流れ、法恩寺橋と寺名をとった橋も架かります。川の向こうは本所。墨田区による「鬼平情景」という高札型の案内板があり、この法恩寺も池波正太郎氏の『鬼平犯科帳』に登場し、寺の裏手は木立だった旨が記されています。この案内板、区内に16基整備されたようです。こんどは古地図片手に、案内板のあるスポットをめぐってみましょうか。
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