仁王山門鐘楼の四天王

2015年12月21日公開

2015年12月19日撮影

仁王山門鐘楼の四天王

柴又七福神の恵比寿神、医王寺を訪れました。
「医王寺由来 応永14年7月7日時の将軍足利義満公が、奇病(赤目病)が下総国一円に発生し住民が全滅の危機にさらされているのを聞きおよび、時の後小松天皇に悪病退散の祈願寺の建立を上奏し、京都仁和寺の僧観見和尚に薬師瑠璃光如来を奉持させ、柴又村の当地に建立したものである(門前の案内板)」 応永14年とは西暦1407年、600年以上もの歴史があるのですね。
恵比寿さまはガラスの向こうですが、本堂正面の外からも見える場所に安置されています。本堂の外壁上部には雲中菩薩が掛けられ、前庭には古い石碑や石仏が置かれていて、落ち着いた静かな境内です。さてと振り返ると、先ほど通った立派な山門の回廊部分に、何かお像が見えます。どうやら、四天王を四隅に配してある格好。鐘楼門に四天王というのは珍しいのでは? 「仁王山門鐘楼」は平成4年完成とのこと。鐘楼+仁王、それに四天王も盛り込まれた、お役目の多い、とはいえある意味贅沢な山門ですね。