雨上がり、夕暮れのお寺へ

2015年12月3日公開

2015年12月03日撮影

雨上がり、夕暮れのお寺へ

都電梶原駅停留所からのびる梶原銀座商店街に愛宕地蔵尊があり、3のつく日が縁日だという文献の記述や区のサイトでの紹介を見かけたので、雨上がりの3日午後に行ってみました。お地蔵さんはすぐに見つかりましたが、縁日の気配はまるでなく……。すぐ近くの商店街事務所で訊ねてみると、露店を出す人たちが高齢化、後継者もないため、現在ではお天気のいい日に1軒だけ出店する程度になってしまったと。残念、と思っていたら、お地蔵さんについての記述もあるからと、商店街事務所の方が『堀船郷土史』なる小冊子を下さいました。その冊子は、近くの福性寺のご住職がまとめたもので、初版がなんと昭和27年! 昭和初期からの商店街とお地蔵さんのご縁についても記されていました。商店街から歩いて数分、福性寺へ行ってみるとすでに夕暮れ閉門。背後の工場との組み合わせが不思議な光景でした。お詣りはまた後日。