中世“河越”と同じ空の下

2015年12月2日公開

2015年11月28日撮影

中世“河越”と同じ空の下

「川越」の地名は、中世にこの地を治めた武士「河越氏」に由来するとか。先日、その中世の河越をめぐるウォーキングに参加しました。川越は古代東山道武蔵路が通り、郡衙も置かれた関東の要所で、平安時代後期には河越氏が登場します。川越市にはそうした歴史を裏付けるように古代の古墳群、国指定史跡河越館跡、中世に創建された寺院が点在します。写真は室町後期創建の曹洞宗善長寺の仁王像。善長寺の創建には豊田隼人という在地武士が関わっていたとか。仁王像は近年建立されたもののようですが、この勇ましく力強い姿から河越氏ら中世の武士を想像、この道や入間川の河畔も、武士が馬を駆ったのかもと思いを馳せ、秋空の下を楽しくウォーキングしました。