猫住職、門前の猫、境内の子猫等々、このサイトでも何度か登場させている猫。もともと犬派だった私、猫が気になるようになったのは、お寺めぐりがきっかけのような気がします。谷中や雑司が谷などの寺町はイコール猫町。ビルの間に残るお寺は、猫にとってはうってつけの遊び場。東京のてらまちさんぽをしていると、必ずと言っていいほど猫に出会うし、彼らはたいがいが人懐こく、呑気にお昼寝していたり、拝観者にすりよったり。お寺と猫は相性がいいとは感じていましたが、そこには、仏教の伝播に関する歴史が関係していたこと ―― 遣唐使が持ち帰る宝物をネズミから守るために、猫が乗せられたということを、つい最近知りました。宝物の中には貴重な仏典・経文もあり、それらとともに日本にやってきた猫たちが、寺猫、家猫となっていった、というワケです。
あきる野市の法林寺にいらした猫住職は、鐘楼で水を飲み、近づくと向こうからすりよってきて仰向けになり、甘えてきました。人懐こすぎでちょっと心配ですが、お地蔵さんと一緒に写真に収まってもらいました。
日本船主協会:「海運の歴史にみる船とネズミとネコの関係」
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