板橋宿の見守り役 平尾追分地蔵

2015年10月5日公開

2015年10月03日撮影

板橋宿の見守り役 平尾追分地蔵

中山道と川越街道が分岐する板橋区の平尾追分から少し北にある東光寺。和モダンな山門をくぐって境内へ入ると、近年の築であろう二階建ての本堂の前に、古そうな石像物が並んでいました。写真は「六道利生の地蔵尊」、別名「平尾追分地蔵」で、以前は追分に安置されていたもので、明治期に当地へ移されたそうです。六街道の出入り口で旅人を導くのが六地蔵。この追分地蔵も、穏やかなお顔で街道を行き来する人々を見守ってきたのでしょう。この日はちょっと歩くと汗ばむほどの気候でしたが、ご近所さんぽ、旧街道歩きグループ、史跡めぐりなど、たくさんの方々がまちあるきを楽しんでいました。先日ご紹介した東海道一番宿の品川宿も、この中山道板橋宿も、街道に沿ってお寺が点在していました。奥州街道千住宿もそうですね。宿場町とお寺の関係もちょっと興味をもってみていきたいところですね。